写経をしたら心が穏やかになった話

秘書 三枝

1.写経の秋

 こんにちは、秘書の三枝です。最近は朝晩の気温が下がってきて、本格的に秋を感じるようになってきました。秋といえば写経の秋!ということで先日、辻本先生が仕事上で親交の深い、埼玉県富士見市にある大願寺の副住職である来馬司龍さんが、写経体験イベントを開催してくださったので、辻本先生尾形先生松岡さん武田さん、私の5人で参加しました。今回は、写経体験の様子について紹介させていただきます。

2.写経とは

 皆さんは写経とはいったいどのようなものなのかご存じでしょうか。じゃらんニュースによると、写経とは一般的に300字程度の般若心経を書き写すもので、日本では平安時代のころから写経することによって「功徳が得られる」と考えられ、広まっていたようです。かなり昔から写経は日本人に親しまれていたのですね。

 ちなみに、写経で主に用いられる般若心経とは、西遊記に出てくるあの有名な三蔵法師である玄奘さんがインドから持ち帰った600巻もある大般若心経の真髄となる教えを凝縮し、わずか300字ほどにまとめたものだそうです。あまりのコンパクトさにびっくりしてしまいますね!

 なお、写経では早く書こう、丁寧に書いて褒めてもらおうといった邪念を抱かず、般若心経と素直な気持ちで向き合うことが大切だそうです。皆様が写経をする際に参考にしていただければと思います。

3.写経体験で得た知識。

 来馬さんは写経体験の際、四摂法「布施、愛語、利行、同事の四摂法行」についてもお話してくださり、この中でも私は特に「愛語」「同事」という言葉が心に残りました。

(1)愛語(愛情のこもった優しい言葉をかけること。)

 オレンジ法律事務所で秘書として約1年働いてきて、オレンジ内で辻本先生とだけでなく、他の弁護士の先生や事務の方と多くコミュニケーションをとる機会がありました。秘書の仕事は忙しいですが、どのような時でも、「愛語」のように、和やかな雰囲気で相手に思いやりのある接し方で人に接することができれば、自分と相手だけでなく、オレンジ全体としての雰囲気が良くなると思いますので、心がけていきたいと思います。

(2)同事(相手の悩み、感情、心を理解し、自分のこととして対応すること。)

 秘書の業務はつねに誰か(主に辻本先生)のことを1番に考えた対応をしています。入社するまでそのように考えて行動してきたことがなかったので、はじめは考え方や行動にかなり戸惑いました。しかし「同事」のように相手のことを自分のこととして対応するよう心がけることで、まだまだ未熟ではありますが、前よりは相手を1番に考えた対応ができるようになったような気がします。

 あくまで私の解釈なので、間違いがあるかも知れませんが、来馬さんからお話をうかがい、良い機会だったのでこれからの対応に生かしたいと思いました。

4.まとめ

 今回、私は仏教の知識もほとんどない中、初めての写経体験だったので、はじめはどうなるか不安でしたが、来馬さんが丁寧に写経の方法や知識について教えてくださったおかげで、初心者でもとても楽しむことができるだけでなく、人として大切な考えをたくさん学ぶことができる良い経験となりました。

 そのほか、写経で集中して字を書いていて、心がとてもすっきりして穏やかな気分になったので、もし機会があれば皆さんも参加してみるのはいかがでしょうか。

 今回写経体験を企画してくださった来馬さんについて、辻本先生にお伺いしたところ、誰がどんな選択をしても幸せに生き、幸せに死ねる世の中を作ることを理想として活動をされているようです。また、ペットに鯉4匹を飼っていて、お寺以外にも持続可能な発展する街づくりに興味があるようです。考え方や、ペットが鯉4匹なのはとても住職さんらしいですね!

 そんな来馬さんがいらっしゃる大願寺の特徴は、埼玉でも珍しい駐車場からお墓まで一段も段差のないバリアフリーでお参りがしやすいことです。

 その他大願寺の永代供養墓は、後継者がいる方には代々継承して使用いただけるだけでなく、後継者がいない方や、お寺との付き合いが苦手な方でも、その方に合った本当に適切な「終活」や「墓じまい」をご案内していただけるお寺です。大願寺は富士見市にあるので、お墓について悩みを抱えている方は一度訪れてみるのもいいかもしれませんね。

 最後になりますが、素敵な体験を企画してくださった来馬さんへ、この機会をお借りしてお礼申し上げます。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考ページ:http://fukagawafudou.jugem.jp/?eid=2757

大巌寺のHP