オレンジ法律事務所は,元特許庁職員や理系の学部出身の弁護士をはじめ,スタッフには銀行や教育関係,アパレルなど様々な業種で働いていた方が働いています。それぞれの経験で培った知識などをご紹介します。

農家の次男坊田村から「日本のお米を食べよう」

広報担当  秘書 田村 司  話は,私が農家の次男坊として農作業を手伝っていた半世紀(50年)前に遡ります。 実家の近所(大地主)に住む戸主は「百姓には「学問」は要らない,」と公言していました。その家の息子は中学校卒業後農作業に従事させられたようです。 「子」や「孫」を貴重な労働力としかみていなかったのです。信じられないかも知れませんが本当です。 私は小学校の児童のころ,「学校に行くのが嫌だな!だけど行かなければねらない(義務)」と思っていました。それが間違いでした。義務教育はこのような親子関係の背景から「子」を守り,親に課した義務(憲法26条,27条)というのがその後分かりました(呵呵)。   江戸時代は「無学」でも何とかできたでしょうか。否。 その当時から農業は有機農法が行なわ

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田村の新技術情報紹介「トリチウム水の除去」副題「地震発生原因」

広報担当 秘書 田村 司   今回は東日本大震災のときの福島原発事故後の朗報を話題にしようと思いました。 しかし,現在,「平成30年7月豪雨」の被害が拡大して,痛ましいニュースに心が沈んでおります。 そして,過去の地震の被害に直接遭われた方々もたくさんおりますので,この場をお借りして,豪雨,地震(※1)の被害に遭われた方々にお悔やみとお見舞いを申しあげます。   そこで本題に入る前に,最近,やけに地震が多いので,知的好奇心から,地震発生状況を「気象庁の地震情報(※2)」で確認してみました。 そうすると,小さな地震を含めて毎日約10件近くの地震が日本では発生していることが分かりました。驚きの事実です。これほど地震が多いとは予想していませんでした。 しかも,地震の発生原因は,定説のプレ

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元銀行員の田村が語る「住宅購入の留意事項」

広報担当 秘書 田村 司 いつもお読み頂き誠に有難うございます。 サラリーマンの一生で大きな買物は住宅です。 そして不動産物件は同じものは他には有りません(地球上でそこだけです)。そして,物件はみんな違います。そこで,「住宅を購入する場合には何に留意したらよいか」について,自分の経験談をお話しいたします。 やはり,専門家(宅建業者)の意見をしっかり聞いた方が良いと思い,意見を聞きました。 そうしましたら,意外な住宅購入時の留意点を教えてくれました。 (実は義父が宅建業の会社経営をしていましたので義父に聞きました。) そこで,婿(広義)の私が知り得た門外不出の秘伝を皆様にもお伝えします。 もったいぶった言い方で申し訳ございません(呵呵)。 住宅のイメージ図です。 住宅購入の留意事項とは次の2点

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元銀行員田村の解説「Fintech(フィンテック)とブロックチェーンの技術」副題「仮想通貨の最新情報」

広報担当 秘書 田村 司 オレンジ法律事務所は埼玉県内の中小企業の皆様へ経営の視点にたって,企業の知財の活動を支援しております。具体的には「知的財産総合支援センター埼玉」の知財相談に辻本弁護士が専門性の高い相談に応じております。そして,元特許庁の特許審査業務に携わっていた片山弁護士,他に知財業務に強い意欲をもつ根本弁護士が居ります(「三本の矢」で紹介済です)。さらに近況として,木村弁護士が着任致しまして,弁護士7名体制となりました。   以前から金融(フィナンシャル)と技術(テクノロジー)を掛け合わせた「フィンテック(造語)」が注目を集めております。それは IT(情報技術)を駆使した金融サービスのことです。 この情報技術(IT)で「銀行は将来必要なくなる」(byビル・ゲイツ)と言わ

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元銀行員の田村の経験と視点「決算書類の粉飾」

広報担当 秘書  田村 司 オレンジ法律事務所は知財関係に強みを持ち,ビジネス法務も幅広く手掛けています。それ以外の幾多ある外部活動で,辻本弁護士は「週刊帝国ニュース埼玉県版」に「弁護士の生命線」のコラムに寄稿していました。そしてそのご縁で,私は,辻本弁護士から「週刊帝国ニュース埼玉県版」が発刊されたときはいつも見せて頂いております。 今回は「横行する複数の決算書類を作成する粉飾手法」2018.5.23付の週刊帝国ニュース埼玉県版P10の記事を目にしまして,過去の銀行時代の融資経験を思い出しました。 また,元銀行員シリーズになりますがご容赦ください。 皆様に興味深い話で有るか分かりませんが,実は,私は融資先の粉飾決算書に遭遇したということです。 しかし守秘義務がありますので詳細は申上げること

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(後編)元銀行員の田村の視点「事業承継の資金調達」副題「融資と信用保証協会」

広報担当 秘書 田村 司 前回の前編で,「融資と信用保証協会」は「優越的地位の濫用でない旨」とBIS規制のご説明をいたしました。 今回の後編は4月からの「信用保証」見直し内容について「事業承継の資金調達」に限定してご説明をいたします。   まず,信用保証付きの融資が初めての方のため,イメージが湧くように簡単な図で表示しました。 融資は銀行(金融機関)から受けるのですが,信用保証協会の保証の承諾を受けてからになります。 しかも信用保証協会は事業者から頼まれもしないのに保証の承諾はしません。 つまり,信用保証協会は事業主から信用委託契約を締結してから銀行(金融機関)に保証することになります。 しかも,無償ではありません。しっかりと信用保証料(※1)というものを頂きます。  

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(前編)元銀行員の田村の視点「事業承継の資金調達」副題「融資と信用保証協会」

広報担当 秘書 田村 司 いつもお読み頂き誠にありがとうございます。 オレンジ法律事務所は「知的財産総合支援センター埼玉」の法律専門相談(辻本弁護士)を通じて,埼玉県内の中小企業の皆様に経営の視点にたって企業の知的活動のお手伝いをしております。 その中で事業承継の後継者の抱える悩みも耳にするようです。オレンジ法律事務所の辻本弁護士も日頃から気に掛けております。 たまたま,週刊帝国ニュース埼玉版の「4月からスタート,新たな信用保証制度」の記事を見つけて,田村にも見せてくれました。 そこで,私,田村はその記事をみて,事業承継者には朗報になると思い今回のブログの題材と致しました。 元銀行員の私の視点から考えると,やはり,事業承継の悩みの一つは資金調達でもあると思います。以前も「事業承継でお悩みの社

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田村のささやき「連れ子の相続は?」

広報担当 秘書 田村司 皆さん,良くご存じのこととは思いますが,「転ばぬ先の杖」として役立てて頂きたいと思い掲載しました。 相続開始のときに,はじめて気づいて慌て,対策を講じれば良かったと後悔するのが 「連れ子」の相続のことです。   再婚や養子縁組のときに「連れ子」の将来に発生する相続問題に想いが及ばない場合や,財産目当ての結婚や養子縁組と思われる事を心配して相手に相続対策を言い出しにくいことがあるかと思います。 また,養子縁組しているので,「連れ子」が推定相続人になると勘違いしている可能性もあるようです。 養子縁組日から親族関係が生じますが,養親と「連れ子」は,直系卑属の関係にはならないのです。 養子縁組後に生まれた子は養親の直系卑属となり,養親が被相続人になったとき推定相続人

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田村が考える「日本の牛肉が美味しい訳」副題「地理的表示(GI)保護制度」の悪用サイト

広報担当 秘書 田村 司 しばらく振りに,オレンジ法律事務所の強みである知的財産関係のお話です。 残念ながら「地理的表示(GI)が海外サイトで悪用されている」との悪い情報です。 それと,「日本の牛肉の美味しい訳は餌(飼料)にある」私見の説明を致します。   海外の悪用サイトに偽の「神戸ビーフ」,偽の「特産松坂牛」,偽の「但馬牛」,などが日本の名前を使い販売されているようです。 不正産品総数662点には岩手の「前沢牛」も入っているのかな?岩手出身者としては,傍観していられない。 新聞記事は最後に記載しました 黒毛和牛のイメージ図 地理的表示とは 地理的表示(GI),地理的表示「日本酒」,地理的表示「山形」他にも保護制度が沢山あります。この保護制度は特定地域でつくられる農林水産物や加工

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元銀行員の田村が解説「電子記録債権と手形債権の比較」

 広報担当 秘書 田村 司 オレンジ法律事務所は,埼玉では商標権や,特許に於て強みを持っています。それは,知的財産総合支援センター埼玉で専門相談の弁護士として,辻本弁護士が携わっているからです。更に片山弁護士が特許庁勤務していた経験があり,知的財産関係の専門性の層を厚くしています。 それ以外として,ビジネス法務では手形などの証拠資料や個人では相続の手続や交通事故などのあらゆる分野を手掛けています。今回の執筆にあたり,商標権などに強い片山弁護士の指導を受けて完成いたしました。   今回は,平成20年12月1日から施行された「電子記録債権」について,銀行経験を交えて,手形債権との相違を分かり易く説明いたします。以前掲載の「第二回目やさしい手形・小切手のお話」・「第五回目 やさしい手形・

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