田村の新技術情報紹介「トリチウム水の除去」副題「地震発生原因」

広報担当 秘書 田村 司

  今回は東日本大震災のときの福島原発事故後の朗報を話題にしようと思いました。

しかし,現在,「平成30年7月豪雨」の被害が拡大して,痛ましいニュースに心が沈んでおります。

そして,過去の地震の被害に直接遭われた方々もたくさんおりますので,この場をお借りして,豪雨,地震(※1)の被害に遭われた方々にお悔やみとお見舞いを申しあげます。

 

そこで本題に入る前に,最近,やけに地震が多いので,知的好奇心から,地震発生状況を「気象庁の地震情報(※2)」で確認してみました。

そうすると,小さな地震を含めて毎日約10件近くの地震が日本では発生していることが分かりました。驚きの事実です。これほど地震が多いとは予想していませんでした。

しかも,地震の発生原因は,定説のプレートテクトニクス説では説明出来ない状況があるらしく,最近,別の地震発生理論を唱えている学者がいるそうです。

知的好奇心をお持ちの方のために,定説に異論を述べている学者とその仮説を三つほどご紹介いたします。

 

1,角田史雄氏(埼玉大学名誉教授)の「熱移送説」

熱移送説」とは、地球の内部で発生した熱エネルギーが、スーパープリューム(高温の熱の通り道)を通って地球表層に運ばれ、その先々で火山・地震活動を起こすという説であります

2,石田昭氏(元名工大教授)地震水素爆発理論

この理論では,「解離水」の爆縮によって起こると主張されています。

3,山本寛氏(静岡理工科大学非常勤講師)地震水素核融合説

「原子状の水素ガス」になっているものが,水素原子3個が同時衝突するとブラックライト・プロセスが発生する。これが特殊なエネルギーを発生させて地震となる説です。

残念ながら,三択問題みたいですが,どれが正しいかは分かりません。しかし,自説は最後に載せてあります。

 

さて,本題(トリチウム水の除去)に入ります。これが朗報です。

東日本大震災に伴って発生した福島第一原発の汚染水から放射性物質を取り除く作業が続いていますが,現在,トリチウム水の処理だけが課題となっています。トリチウム水の処理について東京電力の川村会長の海洋に放出するという報道発表に対し,漁業関係者らが反発し,議論が続いています。

その課題が,新技術で解決できる方向にあるようです。詳細はご参考資料の新聞記事でご確認下さい。

この研究は近畿大工学部とアルミ箔製造株式会社の共同研究の成果のようです。

実際,除去できるといいですね。

福島の皆さんこのように少し前進するようです。一刻も早く良い環境になることを切に願っています。

 

オレンジ法律事務所は埼玉県では知的財産関係に強みを持っております。

それは,埼玉県の中小企業の皆様に「知的財産総合支援センター埼玉」を通じて知財の専門相談を行なっているからです。この専門相談は辻本弁護士が行なっております。

そして,特許などの知財の専門弁護士としては,特許庁出身(特許審査業務)の片山弁護士が経験豊富です。

今回,片山弁護士にオレンジ法律事務所で共同研究に関する法律相談の実績の有無を確認しましたら,共同研究や共同開発の相談実績がありますとのことです。

そして自信(地震ではありません)を持って,ご相談に応じることができるとの心強いコメントを頂けました。

そして,医療分野に知見のある木村弁護士が6月に着任しました。最近,医療の分野も産学共同研究が進行しているようです。オレンジ法律事務所には,知的財産関係やビジネス法務,事業承継,M&Aなど人材層(弁護士7名)が厚くなってきました。

もし,お困りのことがございましたら,気軽にお声がけください。

 

このブログが皆様のお役に立つことそれが私の喜びです。

 

 

 

ご参考資料(ご興味のお有りの方はお読み下さい)

新聞記事を記載しました。

「放射性物質のトリチウム(三重水素)を含む水を除去する新技術を開発したと,近畿大学などの研究チ-ムが発表した。

東京電力福島第一原子力発電所では,汚染水から放射性物質を取り除いているがトリチウムだけは除去出来ず,残った処理水(トリチウム水)の処分が課題となっていた。

研究チームは「トリチウム水の処分に貢献したい」と話している。

トリチウムは通常の水素原子に中性子が2個ついた放射性物質で通常の水とトリチウム水を分けることは難しい。

近畿大工学部の井原達彦教授(無機材料)とアルミ箔製造会社「東洋アルミニウム」(本社・大阪市)などの共同研究チームは,アルミ粉末を材料に,直径5ナノ・メートル(10億分の1)以下の小さな穴(微細孔)が無数にあるフィルターを開発。トリチウム水の混ざった水を温めてフィルターに通すと,効率でトリチウム水を除去できたという。トリチウム水は水よりも分子が重く,動きにくいため,フィルターを通過しにくい可能性があると同チーム推測している」2018年6月28日夕刊讀賣新聞3版P10

 

     記 (※1)(地震の被害に遭われた方々にお悔やみとお見舞いを申しあげます)

①1995年1月17日 阪神・淡路大震災

②1998年9月3日 岩手県内陸北部地震

③2004年10月23日 新潟県中越地震

④2005年3月20日 福岡県西方沖地震

⑤2007年3月25日 能登半島地震

⑥2008年6月14日 岩手・宮城内陸地震

⑦2011年3月11日 東日本大震災

⑧2016年4月14日 熊本地震

⑨2016年10月21日 鳥取県中部地震

⑩2018年4月9日 鳥取県西部地震

⑪2018年6月18日 大阪府北部地震

⑫2018年6月26日 島根県東部地震

 

気象庁の地震情報(※2)

https://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_local_index.html

 

 

 

経済産業省「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン」

共同研究の知財関係の契約については,ご参考資料に雛形が用意されているようです。

(共同研究契約,基本的・包括的合意枠組,秘密保持契約の雛形)

http://www.meti.go.jp/press/2016/11/20161130001/20161130001.html

 

文部科学省「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン」

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/12/1380114.htm

 

核融合科学研究所

http://www.nifs.ac.jp/index.html

 

小沼通二編集,表實分筆『現代物理学』放送大学 1993.3.20改訂版第1刷 P125~152

 

 

自説を素人の私が書いておりますので,笑い話としてお読みになるか,又は,笑い飛ばしください。

地震の原因を爆発仮説と裏付ける原因と思われる事実を聞いたことがあります。 岩手県内陸北部地震(上記②)の震源地の近く(雫石・鶯宿)に住んでいた長兄の経験の伝聞になりますが,地震発生のときに「ドーン」という爆発音が聞こえたと言っていました。震源地の深さ8~10km,M6.1~M6.2 最大震度6弱。当初,地下の空洞の崩落の音と思っていましたが,崩落が原因との新聞記事を見たことがありません。翻って,前述の仮説から推測すると,地下8~10kmで何かが爆発したものと思います。この「爆発音」の伴った地震事象は明らかにプレートテクトニクス説で説明が難しく,仮説が妥当であろう考える理由です。

 

浅学非才の私も仮説を考えました。

田村地震仮説1・・・「オクロの天然原子炉*」の実例が示すように日本の自然界のウラン鉱床で,核分裂が起こっていないとは言い切れないと考えています。天然原子炉の熱と水の作用で水素発生が発生して,その水素が爆発して,地震に繋がる(福島原発の水素爆発事故と言われているものと同様の原理作用)。

*1972年,アフリカ・ガボン共和国のオクロ鉱床から産出されたウラン235同位体比から,かつて「天然の原子炉」という結論が導かれた。

 

もう一つの田村地震仮説2・・・核分裂のとき発生した中性子は半減期約15分で崩壊(β崩壊)して陽子と電子になるらしい。水素原子が発生し,それが水素分子になります。そして水素が酸素と反応して爆発が起きて水になる。「福島原発水素事故はこのようにして起きたのではないか」と7年前に仮説を立てました。まだ仮説です(笑い)。素人ですから,支離滅裂な文章・内容構成になりましたが,笑って聞き流してください。

 

核融合イメージ図です。

(重水素とトリチウム(三重水素)の核融合によりへリームが生成され,E=mc²のエネルギーの放出と中性子が飛び出ます。15分後にはβ崩壊して陽子と電子と反ニュートリノになるらしい。)

核分裂イメージ図です。

(中性子がウラン235に取り込まれウラン236になるがこれが契機となりクリプトン96とバリューム140の生成物の一例です。他にも色々な物質が生成されます。)