コロナと弁護士と国際会議

弁護士 辻本恵太

新型コロナウィルスが猛威をふるい,オレンジ法律事務所も自宅待機とリモートワークが始まってきている。
世界各国と日本の感染の推移を毎日のように観察し,色々な知人と情報交換などをしていると,正直,色々な意味で恐怖しかない。
いつもすっとぼけたブログが多いが, 新型コロナウィルスについては,これが正直な気持ちである。

こんな中,私自身,家族,また,オレンジ法律事務所の従業員の生活を守ることもさることながら,私の大好きな埼玉の,日本の,そして世界の未曾有の大ピンチに,私自身が何ができるかを考えたいと思う。
私には,弁護士という肩書きがあるが,法律的な専門家だという立場にこだわらないで,何かできたらいいなと思う。弁護士は,情報や判断,伝達の正確性を重視するあまり,重要なときにあまり役に立たないこともあるからである。

先日,大学の友人,10数人と今はやりのZoom飲み会をした。それぞれが自宅で,PCないしスマホなどの端末を利用して,Zoomというビデオ会議システムを使って手酌をしながらの飲み会である。ちなみに,私は,お酒が飲めないので,ひたすらカルピスを2時間飲んでいた。
半分くらいが海外。フィリピン,香港,アメリカ,ベルギー,そしてシンガポールが2人。何だか国際会議だ。
飲みながらの話ではあるが,各国の新型コロナウィルス対策について,日本より規制が緩やか国は少なそうだった。聞いたところだと,基本的にスーパーと病院以外,外出できないとか,ロックダウンとか,公共の移動手段も運行停止だとか。犬の散歩だけはできるから,毎日,犬と散歩する日課がうれしいという話もあった。
20年以上前に卒業した湘南藤沢キャンパス(SFC)の国際色豊かな感じと情報通信技術の高さをZoom飲み会をしながら懐かしく感じた。また,起業した人の話も多く,自由でお茶目でヤンチャな感じも懐かしかった。

こういう飲み会は,純粋に楽しいだけでなく,情報交換の意味でも有益だと思う。少なくとも普段考えないことを想像し,そこから新しい何かを考えるための大きなヒントになることも少なくない。

さて,最近は,日々,この未曾有の事態において,自分は一体何ができるのだろうか,オレンジ法律事務所は何ができるのだろうかと考えたりする。
何だか,自分の価値というものを,自分の生きる意味というものを,真っ正面から問われている気がして,頭を高速に回転させて必死に考えたい。
何かいいヒントをくれる人がいたら,ぜひ,情報をもらいたい。

自分自身,中々,てんやわんやだが,こんなときだからこそ,ブログを書いたり,外部発信をしたい。

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(了)