元銀行員の田村の経験と視点「決算書類の粉飾」

広報担当 秘書  田村 司 オレンジ法律事務所は知財関係に強みを持ち,ビジネス法務も幅広く手掛けています。それ以外の幾多ある外部活動で,辻本弁護士は「週刊帝国ニュース埼玉県版」に「弁護士の生命線」のコラムに寄稿していました。そしてそのご縁で,私は,辻本弁護士から「週刊帝国ニュース埼玉県版」が発刊されたときはいつも見せて頂いております。 今回は「横行する複数の決算書類を作成する粉飾手法」2018.5.23付の週刊帝国ニュース埼玉県版P10の記事を目にしまして,過去の銀行時代の融資経験を思い出しました。 また,元銀行員シリーズになりますがご容赦ください。 皆様に興味深い話で有るか分かりませんが,実は,私は融資先の粉飾決算書に遭遇したということです。 しかし守秘義務がありますので詳細は申上げること

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(後編)元銀行員の田村の視点「事業承継の資金調達」副題「融資と信用保証協会」

広報担当 秘書 田村 司 前回の前編で,「融資と信用保証協会」は「優越的地位の濫用でない旨」とBIS規制のご説明をいたしました。 今回の後編は4月からの「信用保証」見直し内容について「事業承継の資金調達」に限定してご説明をいたします。   まず,信用保証付きの融資が初めての方のため,イメージが湧くように簡単な図で表示しました。 融資は銀行(金融機関)から受けるのですが,信用保証協会の保証の承諾を受けてからになります。 しかも信用保証協会は事業者から頼まれもしないのに保証の承諾はしません。 つまり,信用保証協会は事業主から信用委託契約を締結してから銀行(金融機関)に保証することになります。 しかも,無償ではありません。しっかりと信用保証料(※1)というものを頂きます。  

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(前編)元銀行員の田村の視点「事業承継の資金調達」副題「融資と信用保証協会」

広報担当 秘書 田村 司 いつもお読み頂き誠にありがとうございます。 オレンジ法律事務所は「知的財産総合支援センター埼玉」の法律専門相談(辻本弁護士)を通じて,埼玉県内の中小企業の皆様に経営の視点にたって企業の知的活動のお手伝いをしております。 その中で事業承継の後継者の抱える悩みも耳にするようです。オレンジ法律事務所の辻本弁護士も日頃から気に掛けております。 たまたま,週刊帝国ニュース埼玉版の「4月からスタート,新たな信用保証制度」の記事を見つけて,田村にも見せてくれました。 そこで,私,田村はその記事をみて,事業承継者には朗報になると思い今回のブログの題材と致しました。 元銀行員の私の視点から考えると,やはり,事業承継の悩みの一つは資金調達でもあると思います。以前も「事業承継でお悩みの社

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田村が脇弁護士の魅力に迫る。副題「万緑叢中紅一点」

広報担当 秘書 田村 司 オレンジ法律事務所は埼玉県では知的財産に強みを持ち,ビジネス法務も手掛けております。若手弁護士が集まり,人材も豊富になってきました。そして活気のある事務所となってきました。 お待たせ致しました。 「万緑叢中紅一点」&「緑の黒髪」の脇弁護士を紹介いたします。     訴状作成で忙しい中を快くインタビューに応じて頂きました。 脇弁護士の人柄・弁護士としての魅力が溢れ出た貴重なお話を聞くことができました。 田村「脇先生お忙しい中,大変有難うございます。単刀直入に伺います。弁護士になられた動機と弁護士になって何を目標にしていらっしゃるのですか。弁護士によっては,「正義の実践」の意気込みのある方もいますが,脇先生はいかがですか。」 脇弁護士「学生時代から困

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続編、田村からの伏竜鳳雛(若手弁護士)の紹介 副題「三本の矢」

広報担当 秘書 田村 司 いつもお読み頂き誠に有難うございます。 「伏竜鳳雛」は,現代では将来が期待される有望な若者のことをいうようです. 前回は伏竜鳳雛(若手弁護士)として、尾形弁護士、根本弁護士を紹介しました。 しかし、前回の紹介では根本弁護士の紹介が不十分でした。そこで今回はその続編として特に、根本弁護士にスポットを当てて、インタビューを致しました。   ご依頼人が最もお知りになりたいのは,「弁護士の資質」つまり,弁護士として「信頼」できる者であるどうかと思います。 そこで,私が申上げることはおこがましいことでありますが,「弁護士の資質」を個人的見解で迫ってみたいと思います。 次の基準に従えば,根本弁護士は弁護士になる目的も正義,熱意が有るようです。そして,根本弁護士は特に,

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田村から伏竜鳳雛(若手弁護士)の紹介

広報担当 秘書 田村 司 いつもお読み頂き誠に有難うございます。 「伏竜鳳雛」は,現代では将来が期待される有望な若者のことをいうようです。   三国誌に登場する諸葛亮孔明が劉備玄德に「三顧の礼」で迎えられたという有名な話があります。 実は,伏竜と呼ばれた孔明と鳳雛とよばれた龐統士元という2名の軍師がいました。 この2名の軍師がいたら蜀は天下統一できたとさえ言われていた人物です。   まさに,オレンジ法律事務所は将来を嘱望される人物を得て,益々,ご依頼人,顧問先の期待に応える体制が盤石になってきました。 従来から在籍の弁護士を,ブログで度々紹介してまいりました。 今回は尾形弁護士と根本弁護士を紹介いたします。   左側が辻本弁護士    中央が尾形弁護士     

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田村から「新社会人の若者」へ贈ることば

広報担当 秘書 田村 司 ・今年のオレンジ法律事務所のイベント「お花見」はにぎやかに終わりました。 桜前線はすでに埼玉,大宮を過ぎて,東北へ北上中です。今頃は仙台の青葉山公園の桜か,盛岡の旧不来方城の桜と石割り桜が見所でしょう。そして青森の弘前城の桜も見所です。桜の花を愛でることが出来なかった方はまだ間に合うと思います。大宮から新幹線ですぐに着きます。 「花の命は短くて・・・」と言いながら毎年桜を見て今や,私は満66歳になりました。自分の誕生日はちっとも嬉しくもない。 日本に生まれて良かったと思うときは,咲き乱れるサクラの花を見たときです。 散り始めて花びらのじゅうたんを歩いているようでした(誇張しすぎかな?)。路傍の草にも小さな花が咲いていました。 しかし,この時期は花粉症の花盛りです。鼻

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出会いと別れ,はなむけブログ

弁護士 辻本 恵太 これまでの1番人気のブログは,私が書いた「TGC25th,万歳!」である。 昨年,埼玉県で初めて行われた東京ガールズコレクションのイベントで,女性スタッフがはしゃぐ感じが目一杯でているブログである。 しかしながら,今回のブログは,TGCを超えるたくさんの人が見てほしいと思っている。中野の送別ブログだからである。 (TGCのときの様子) 1 中野の送別会 さて,春は,出会いと別れの季節というが,今年の春は,そんな言葉がぴったりだ。 私と並んで,オレンジ法律事務所のふたがしらであった中野仁弁護士が3月末をもって,埼玉を離れ,関西に移住した。 中野は,埼玉にいた時間も長かったため,2月から毎晩毎晩,各種団体などの送別会の宴は続き,その数は30回にも上ったようである。中野弁護士の

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田村のささやき「連れ子の相続は?」

広報担当 秘書 田村司 皆さん,良くご存じのこととは思いますが,「転ばぬ先の杖」として役立てて頂きたいと思い掲載しました。 相続開始のときに,はじめて気づいて慌て,対策を講じれば良かったと後悔するのが 「連れ子」の相続のことです。   再婚や養子縁組のときに「連れ子」の将来に発生する相続問題に想いが及ばない場合や,財産目当ての結婚や養子縁組と思われる事を心配して相手に相続対策を言い出しにくいことがあるかと思います。 また,養子縁組しているので,「連れ子」が推定相続人になると勘違いしている可能性もあるようです。 養子縁組日から親族関係が生じますが,養親と「連れ子」は,直系卑属の関係にはならないのです。 養子縁組後に生まれた子は養親の直系卑属となり,養親が被相続人になったとき推定相続人

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田村が考える「日本の牛肉が美味しい訳」副題「地理的表示(GI)保護制度」の悪用サイト

広報担当 秘書 田村 司 しばらく振りに,オレンジ法律事務所の強みである知的財産関係のお話です。 残念ながら「地理的表示(GI)が海外サイトで悪用されている」との悪い情報です。 それと,「日本の牛肉の美味しい訳は餌(飼料)にある」私見の説明を致します。   海外の悪用サイトに偽の「神戸ビーフ」,偽の「特産松坂牛」,偽の「但馬牛」,などが日本の名前を使い販売されているようです。 不正産品総数662点には岩手の「前沢牛」も入っているのかな?岩手出身者としては,傍観していられない。 新聞記事は最後に記載しました 黒毛和牛のイメージ図 地理的表示とは 地理的表示(GI),地理的表示「日本酒」,地理的表示「山形」他にも保護制度が沢山あります。この保護制度は特定地域でつくられる農林水産物や加工

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