ダイスキ医療

 弁護士 木村 将俊

この度,オレンジ法律事務所に入所致しました弁護士の木村将俊と申します。
ブログに掲載する機会を頂戴しましたので,ご挨拶かたがた自己紹介させて頂きます。

 

 

私は,埼玉県行田市で生まれてから,大学に入学するまでずっと忍城や埼玉古墳のあるのどかな県北の町で過ごしていました。
小学校6年生の時に病気で家族を亡くしたことから,医療に関心を抱くようになり,当初は医師を目指して勉強していました。外科医に憧れていたので,針と端布を使って縫合の練習をしたり,分からないながらも解剖書を読んだりしていました。
縁あって弁護士になった今も,医師を目指していたことから,病気の治療,病院環境の改善を支援することに関心があります。そのため,病院側の立場で医療法務に携わりたいと考えています。
これまで,司法修習及び前事務所の業務を通じて,病院側の立場で医療訴訟に関与した経験もあります。
医療訴訟は,膨大なカルテの中から,事件解決のキーになる医師の所見を探し出したり,医療文献を精査して,必要な情報を獲得したりする地道な作業が必要になりますが,情報を精査する地道な作業が好きなこともあり,苦にならずこなせています。
また,訴訟で有利になる証拠を獲得するために,東京から北海道の専門医の教授に医学的所見を伺いに行くなど奔走する中で,新しい医学的知見を知り,何度となく感動する度に,私は本当に医療が大好きなんだなと実感しています。
医療への関心は弁護士になってから,益々高まっており,医療現場の医療安全に関する運用を学ぶために,大学院の先輩の紹介を通して,大学病院で研修も受けました。
最近は,大学の先生のご厚意から,司法解剖を見学させて頂く機会を頂戴しました。解剖により得られた客観的所見を基に正常な臓器との対比,医学的経験則から,死因を特定していく過程がとても奥深く,感銘を受けました。
法医学は,民事訴訟において,証拠から推測される事実を組み合わせて真実を特定していく作業に似ており,分析的思考という医学と法学の共通項を意識した経験となりました。

 

【写真解説】 美味しそうな肉(3キログラム)と私

プライベートでは,私は旅行が趣味で色々な街を尋ねるのですが,相当な確率で,旅行先で人から道を尋ねられます。神戸で外国人の旦那さんを連れた関東出身の女性に地元のお店を聞かれたり,京都の先斗町でご年配のご夫婦から祇園へ行き方を聞かれたりしました。一緒に行った友達からは,穏やかで話しかけやすい雰囲気だからと言われます。

当事務所への法律相談につきましても,お気軽にお声がけ下さい。