大宮の地理的強みと地理的表示(GI)

弁護士 辻本恵太 私が埼玉県大宮駅付近にオレンジ法律事務所を構えてからもうすぐ5年になる。 これまで,特許権,商標権等の訴訟,仮処分等の保全事件,証拠保全事件,無効審判申立事件等をしてきた。実は,あまり意識していなかったのだが,特許,意匠,商標等の経済産業省・特許庁や,著作権の文化庁以外にも,知的財産権を扱っている省庁があることを再認識した。 農林水産省である。 一つは,私は扱ったことがないが,種苗法。 そして,今回取り上げたいのが,「特定農林水産物等の名称の保護に関する法律」。いわゆる地理的表示法(GI法)だ。 平成27年6月1日から運用された新しい知的財産の一種である。 (登録番号3 神戸ビーフ) (登録番号4 夕張メロン) (登録番号6 江戸崎かぼちゃ) 農林水産省のホームページを引用

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上昇気流をつかむ

弁護士 片山輝伸 全国のグライダーマンの間で話題沸騰の「ブルーサーマル」。 しかも,作者の小沢かなさんは埼玉県出身。 埼玉県のグライダーマンとしては全力で応援したい。 先日,大宮で開催されたイベントに,小沢かなさんが参加されていた。 しかも,会場はオレンジ法律事務所の近所。 行かねばなるまい。 サインもらわねばなるまい。 握手してもらわねばなるまい。 母校の後輩諸君への応援メッセージをもらわねばなるまい。 ・・・と思いつつ,残念ながらスケジュールが合わず・・・。   上昇気流・・・それは自分からつかみ取りにいくもの。 弁護士としての修行でも,そのような姿勢で臨みたい。     去る平成28年10月10日,埼玉県熊谷市で開催された関東学生グライダー競技会に参加され

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カクスオレンジ

弁護士 辻本恵太 中野と村山とともに大宮の地でオレンジ法律事務所を始動してから,早約5年。 オレンジ法律事務所で開業より弁護士らが愛用している,①封筒と②リーガルパッド(事務所内では「オレンジパッド」と呼んでいる)は,私がillustratorで簡単にデザインしたものであるが,これには巧妙に仕込まれた謎がある。 実は,①封筒には電話番号の「・・・782・・・」の「8」の字の部分に,また、②オレンジパッドには,「No.」の「o」の字の部分に,それぞれ,オレンジの葉っぱが添えてある。 いわゆる『かくれオレンジ』である。もっとも,私も中野も,同期の弁護士らに『かくれオレンジ』のことを言いふらしたため,驚いていない人も少なくないはずだ。 そこで,オレンジ法律事務所の開業5周年を記念して,オレンジグッ

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ある弁護士の一息

弁護士 片山輝伸 担当している刑事事件の関係で,深夜に,オレンジ法律事務所がある大宮から離れた地にある警察署へ。 警察署での用事を終え,帰途につく頃には,道を歩く人もまばら。 最寄駅までの暗い道を抜けると,駅のホームの灯りが眩しい。   次の電車が来るまで・・・15分・・・。鞄がずっしり。 ホームに設置された自動販売機を覗くと,そこには金色のあなた。   一息。 よっしゃ。帰りますか。 弁護士 片山輝伸

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恩機との再会に思う

弁護士 片山 輝伸 茨城源南部にグライダー修理工場を訪ねた。 その目的は,入院治療中の恩人ならぬ恩機を見舞うため。 恩機は,1980年から1999年まで,母校グライダー部の主力復座(2人乗り)訓練機として,数百人のパイロットを育て上げてきた,名訓練機。   修理工場内で埃を被った恩機は,相当なお疲れモードであったが,1980年生まれの36歳。 傷が癒えれば,まだまだ現役。 また一緒に空を飛びたい。 そのときまでの間,私は,少しでも弁護士として成長しておきたい。 弁護士 片山輝伸

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門番と太陽とスポンジ

弁護士 辻本恵太 中野がブログをさぼるので、ちょっとオレンジの最新情報を書いてみた。 なんといっても、この夏、スタッフが3人加わったことか。 1人目は、竹花さん。オレンジ法律事務所の初の男性事務員である。 しかも、腕っぷしが強い。顧問弁護士をしている日本空手道錬武館の館長の孫であり、空手の有段者。心技体を備えた穏やかな好青年。 オレンジ法律事務所の屈強な門番役として弁護士も頼りにしている。 私としても竹花さんを怒らせないように気を付けたい。 竹花さんは、大阪大学理学部にいたこともあり、また1人、理系人間を増やしてしまった。 2人目は、ちゃちちゃき元気弾ける灰田さん。 時々、飛び出すヤンキー言葉はご愛敬。 ハスキーボイスと弾ける笑顔で、顧問の社長の心もぐわっと鷲掴み。 弁護士も灰田さんの明るさ

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ロックな準備

弁護士 辻本恵太 前回の中野のブログに「そこで,フジロックフェスティバルについての詳細は,一緒に行った同僚の辻本弁護士のブログに譲りたい。」と書いてあった。 譲られたバトンなので,私のフジロック経験を書く。 秘書の1人の発案でFUJI ROCK FESTIVAL’16に行くことになった。 人生初のフェス。 フジロック経験者から事前レクチャーを受けた。 ①リュックと椅子は必須。 ②トレッキングシューズも重要。 ③最も忘れてはいけないのが雨対策。必ず雨が降るから,レインウェアや持ち物の雨対策が不可欠。 さっそく,登山用品専門店に行って,登山用リュックと,リュックに入る小さめのチェアを買った。 家の奥から登山靴を引っ張り出した。4年前に富士山を登るために買って1度だけ履いたきりのものであるが,それ

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わたくしと苗場

弁護士 中野 仁 唐突だが,苗場といえばスキーだ。   そして,わたくしは,高校3年時に友人とスキー旅行に行ってからというもの,20年近く一度もスキーをしていない。 スキーに苦い思い出があるからである。   わたくしは,部活を引退した高校3年生の冬,気心の知れた部活の友人数人と,卒業旅行をかねてスキー旅行に行った。 わたくしは,スキーはうまくなかったと思うが,下手なりにスキーを楽しんでいた。   1日目は,3年間,部活などで苦楽をともにした友人たちと,スキーに興じ,笑いあったりして,まさに青春の1ページという感じだった(注:オトコのみです)。         ・・・悲劇は,1日目の夜に起きた。   高校生なので,

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五輪な私

弁護士 辻本恵太   リオオリンピックを観ているのが楽しくて仕方ない。 私は,祭りもスポーツも大好きだ。 世界最高峰の人たちが,地球の反対側で飛んだり跳ねたりしている姿は圧巻だ。 ゾクゾクする。     思えば,オレンジ法律事務所を大宮に構えたのは,ロンドンオリンピックの年だった。 当初,物がなくて広さを持て余した事務所に私と中野と秘書の村山の3人でポツンとしていたことをよく覚えている。 真っ先に考えたのが,夏のロンドンを観られるように,打ち合わせ室のディスプレイのチューナーを手配することだった。     日本人の活躍も楽しみでしょうがない。体操の内村航平選手,7人制ラグビー,バドミントンも楽しい。柔道の大野将平選手は強いだけじゃなく,髪型も

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わたくしと全部味噌

弁護士 中野 仁   つい先日,中学時代の部活の仲間数人で集まって話していたときのことである。   友人Kが,    「大人になっちゃうとさー,何か奇跡的なハプニングみたいなものがないよね。腹を抱えて笑えるハプニング笑いみたいなものがさ。」   と言い出した。   たしかに,そうなのである。   大人になると皆,きちんとするので,奇跡的なハプニングが生じにくい。   同窓会など,昔の仲間と会うときに,どうしても昔起こった事件の笑い話になるのも,単に現在同じ時間を共有していないために共通の話題がないというだけでなく,奇跡的なハプニングの笑い話は,どうしようもなくくだらないことをしていた学生時代に起こっている確率が高いためであ

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