役立つ相談シート

                         広報・営業  土肥

秘書   三枝

 こんにちは、秘書の三枝です。前回の顧問先紹介ページのご紹介に引き続き、顧問先企業へちょっとしたお役立ち情報の提供を目的とする第2弾のブログを土肥さんと一緒に作成いたしました。

 顧問先企業の方は、平素よりオレンジ法律事務所をご贔屓いただきありがとうございます。普段、slack、chatwork、メッセンジャー、あるいはメール等で相談内容を事前に送っていただくことが多いかと思います。このとき、事前に相談内容をわかりやすく整理しておくと、相談がスムーズに行えるだけでなく、的確な回答をいち早く得ることがあります。

 とはいえ、相談内容をわかりやすく整理するというのは、とても難しく思いませんか?そこで今回は「相談シート」Word形式pdf形式の使い方をご紹介したいと思います。本来この相談シートは、はじめて相談する企業のために作られたものですが、実は、顧問先企業にとっても、相談内容をわかりやすく整理するなど、うまく活用すれば、いくつかのメリットがありますのでご紹介いたします。

1 相談シートの見本

 こちらが相談シートの見本になります。見ての通り、相談シート自体は、はじめて相談する企業のためのものですので、1ページ目に記入必要はございません。また、2ページ目は、いよいよ相談内容を記載するところですが、罫線だけが引いてあるものなので、あえてここに書いていただく必要はございません。これまで通り、slack、chatwork、メッセンジャーなどで相談内容を書いて頂ければと思います。

 重要なのは3ページ目の「相談内容の記載の留意点」となります。ではなぜ、相談シートを活用して相談内容をわかりやすく整理しておくと役に立つのか、私なりに考えてみた3つのメリットをご説明いたします。

2 相談シートの役立つポイント

①弁護士からスピーディーで的確な回答を期待できる

 まずは、相談したい事柄が起きた際、相談シートに記載していただくことで、情報をうまくまとめて伝えることができ、顧問先企業としても伝えたい内容を明確にすることができます。また、相談の場で発生した日を思い出し、時系列に沿って説明するのは時間がかかることとが多いのですが、もし事前に準備していただきますと、スムーズに相談を進めることができますので、結果として、問題の早期解決に繋がります。また、顧問先企業が最終的にどうしたいのか、譲れない事項を整理できていないこともあるので、事前にこれを考えておくことは、納得感のある意思決定をするために大切です。弁護士としても、事前に時系列や顧問先企業の意向が明確になれば、これに沿った方針を検討したり、的確なアドバイスをしたりできます。

②会社内で情報共有がしやすい

 オレンジ法律事務所に相談することについて、顧問先企業内で内容について話し合いをする際、相談シートにまとめて話をすることで、会社内でのすり合わせや、意思決定よりもスムーズに行うことができると期待されます。特に緊急性の高い問題については、会社内での前提となる情報をしっかりと共有することが重要ですが、相談シートを活用して、相談内容をわかりやすく整理すれば、会社内で十分な情報共有ができます。

③普段の仕事でも役に立つ

 最後に相談シートの記載の留意点について、少しだけ触れます。相談シートの書き方のコツは、事実と評価を区別すること、時系列(物事の先後関係等)がわかるようにすること、当事者が誰なのかを特定することなどです。(詳しくは相談シートの3ページ目の相談内容の記載の留意点をご参照ください。)これらはいずれも、顧問先企業内での通常業務における報告、連絡、相談などでも役に立つものばかりです。普段の仕事でも時間的な先後関係を意識することができれば、人に積極的に物事を説明することができたり、気がつかないことに気がついたり、役に立つと思います。

※メニューから、初めての方へにお進みいただきますと、「事前準備・持ち物」ページにWord形式とPDF形式の相談シートがございます。

3 まとめ

 いかがでしょうか。相談シートで求められる相談内容をわかりやすく整理するスキルは、弁護士からスピーディーで的確なアドバイスを受けることができるのみならず、普段の仕事にも役に立つものかと思います。もし、相談シートに関して疑問点や相談などがございましたら遠慮なく、ご連絡ください。今回のブログから、顧問先企業の問題の早期解決に繋がりましたら幸いです。

【ご連絡先】

オレンジ法律事務所

担当:営業 土肥

   秘書 三枝

E-mail:inquery@orangelaw.jp

TEL:048-782-5757