1. 冬になった大宮
みなさんこんにちは。秘書の三枝です。年の瀬も近く、寒さの厳しい毎日がつづいておりますね。オレンジ法律事務所は大宮駅から5分の距離となっておりますが 、そのたった5分間の移動でもとても寒く感じます。この大宮に雪が降る日もそう遠くないかもしれません…
さて 、ここからはオレンジ法律事務所で起こった嬉しい出来事についてご紹介させていただこうと思います。この度 、オレンジ法律事務所はさいたま市から正式にSDGs認証企業として認められました!!!ブログのはじめにある写真は 、SDGs認証企業に向けて行われた 、SDGs認証式のものとなっております。今回のブログでは 、SDGsについてとオレンジ法律事務所が行っている SDGs の取り組みについて紹介させていただきます。
ちなみに、今回のブログは、辻本先生が考えていることを聞きながらまとめたもので、かなり難しい内容だったので、辻本先生に大きく、修正してもらいました。


2. SDGsとは
皆さんはSDGsについていくつかご存じでしょうか。まずは簡単にSDGsについて解説いたします。 SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。2015年9月の国連サミットで採択されたもので,「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。「地球上の誰1人として取り残さない」ことを理念とし,人類,地球およびそれらの反映のために設定された行動計画であり 、17のゴールと169のターゲットで構成されています(日本SDGs協会HP引用)。SDGsと聞くとなんとなく環境問題や貧困問題を連想しがちですが、SDGsの17の目標を見てみると、ジェンダー平等や労働問題など幅広い取り組みとなっているようです。
さいたま市では、独自でSDGsに関する取り組みをおこなっており、①地域事業者等が地方創生SDGsに取り組む意志を宣言する「さいたま市CS・SDGsパートナーズ」、②埼玉県の取り組みとしてSDGsの取り組みを自ら実施、公表する県内企業・団体等を登録する「埼玉県SDGsパートナー」、③SDGsの理念を尊重し,経済・社会・環境の3つの分野を意識した経済活動をする市内企業をさいたま市が認証する「さいたま市SDGs認証企業」制度などがあります。
今回オレンジ法律事務所が認証企業となったのは最後に説明した「さいたま市SDGs企業認証制度」となっております。

3. オレンジ法律事務所とSDGs
辻本先生は、ときどき、朝礼などで、弁護士の使命が「基本的人権を擁護し、社会正義を実現すること」であると言ったりします。このことは弁護士法1条に書いてあるようです。
オレンジ法律事務所が、いかに企業法務に注力していても、基本的人権の擁護とか社会正義の実現は大切ということですね。むしろ、オレンジ法律事務所がより多くの人に大きな影響力を持つ企業の仕事に注力しているからこそ、基本的人権というものや社会正義というものを意識しなければならないということのようです。辻本先生いわく,会社は、その中で働いている人、会社の取引先企業やそこで働く人、会社が取り扱う物を買ったり、サービスの提供を受ける人など多くの人が関わってきますので、守るべきルールを守らなければ、大きな人権侵害とかになってしまうとのことです。
そういう意味で、SDGsは、弁護士業とはとても親和性がありそうです。
(1) 教育への関心
このブログを書くにあたり、 辻本先生にどうしてSDGsに取り組もうと思ったのか聞いてみました。
辻本先生は 、教育というものへの関心が最初にあったと言います。
弁護士の仕事をしているときはもちろん 、日常生活を送っているときも、これまで自分が受けてきた教育が大きく影響していると言っておりました。自然科学の考え方、哲学、日本語、社会科学、部活、サークル活動なども全て、広い意味での教育ととらえているようで、この広い意味での教育が、辻本先生の人格形成にも影響し、無意識に今の思考や判断の前提となっているようです。それゆえ、辻本先生は、何らかの形で教育に関わりたいと、常々、思っていると聞いております。
現在、弁護士として、色々な仕事に携わることができているのも、司法修習生の時に指導してもらった弁護士、検察官、裁判官などの実務家の方々、勤務弁護士の時にお世話になった飯田先生、栗宇先生、早稲本先生等のおかげであり、オレンジ法律事務所を開設以来、よく中野先生と、口ぐせのように、一日も早く法曹会に恩返しをしたいと話していたと聞いています。
埼玉弁護士会の中では、毎年、司法修習生の指導担当をし 、これまで辻本先生だけでも9人の司法修習生を受け入れをしています。
それだけでなく、毎年、さいたま地方裁判所に所属するすべての司法修習生を対象に、研修旅行先で弁護士修習における在宅起案の講評をし、のべ400人もの司法修習生に講義をしています。馬場先生も司法修習生のときに辻本先生の講義を受けているようで、大手渉外事務所からオレンジ法律事務所に移籍した理由の1つになっているようです。最近では、私も、司法修習生に出題する問題の作成をお手伝いしておりますが、新たな問題を1つ作成するのもそう簡単ではないようです。
それ以外にも、辻本先生は、慶應のロースクールからエクスターン生を引き受けたりしたり、小学4年生から6年生までが在籍する子ども大学SAITAMAの顧問をし,色々な形で教育に関わっているようです。
(2) 地域社会への関心
最近では、地域貢献、事業の提携などにも強い関心を持っているようです。
辻本先生いわく、もともとはそれほど地域社会への貢献というものは意識していなかったようですが、2012年1月に、大宮でオレンジ法律事務所の開設して以来、さいたま市を中心とした中小企業の仕事を数多く受けていく中で、少しずつ、埼玉というものに愛着が湧いてきたと聞きます。
今では、埼玉愛が止まらないようです。
昨今、オレンジは、「埼玉の中小企業に勇気と感動を与え未来をデザインする」というミッションを掲げながら、地域貢献などの公益活動を勧めてきました。
この度、さいたま市SDGs認証企業といった制度があると知り、事務所で中期的にSDGsに取り込むことにより、周辺地域の活性化、環境保全などを具体的に継続的に取り組むことできるだけでなく、オレンジがいち法律事務所として、さらなる向上を求めて、認証に向けた取り組みを行って参りました。
(3) その他ポリオ撲滅・CO2削減など
このほかにも、ペーパーレス化に向けた取組みとして、なるべく電子化を推進し、紙での打ち出しを少なくするよう試みたり、ペットボトルキャップの回収の活動をおこなっています。
最近、オレンジが一年間で集めたペットボトルキャップは、重量3.20kg(1376個)となっており、これが、預かり寄付金やポリオワクチンとなり、10kg以上のCO2の削減になったようです。
オレンジ全体として、これからは、CO2削減に協力する企業を少しでも応援したいと考えているようです。できることからしていくしかないですね。

4. いざ,認証式
めでたく、オレンジ法律事務所がさいたま市SDGs認証企業としてSDGs企業として認証されました。
12月24日のクリスマスイブに、中心的に携わっていた田中さんと辻本先生の2人で、さいたま市文化センターにて、第2回さいたま市SDGs企業認証式に参加しました。
オレンジ法律事務所は、さいたま市SDGs企業に認証された、最初の法律事務所とのことです。
清水市長とのツーショットも、さいたま小町との写真も、いい感じですね。


これを機に、私もSDGsの取り組みとして、マイボトルを持ち運ぶように心がけたり、食品ロスを減らすため、自分で消費できるものだけ買うようにしたいと思っています。
できることから、こつこつ始めるしかないですね。
辻本先生は、SDGsのバッジをつけているだけでは意味がないなんて、尖ったことを言っています。
世界中の企業、世界中の人々が、いくつかの異なる特定の目的に向かって、それぞれができることを継続的に行い続けること自体に意味があると言っています。1人ひとりの取り組みが積み重なって、結果として、持続可能な開発を実現でき、未来のいつかの誰かの生活を支えていくということに意味があるということですね。
なんだかカッコイイことを言っていますが、辻本先生のことなので、SDGsのカラフルなカラーバリエーション自体を気に入っているのかもしれません。
今回のブログから環境について興味を持っていただき、持続可能な開発目標について取り組みたいと思っていただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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