田村の実感「日々成長するオレンジ法律事務所」副題「研鑽」

                                                                                                           広報担当 秘書 田村 司
いつもお読み頂き誠に有難うございます。
私は,いまだ,知らないことが多く,「無知」であることを実感しています。
さて,法律事務所の弁護士の先生方は慢心しているのでしょうか?
そのようなことはございません。慢心せずに日々研鑽を積んで,お互いに切磋琢磨しております。そこで,オレンジ法律事務所の研鑽の状況をお知らせ致します。
次の通り,箇条書で研鑽状況をご説明致します。

1,事件検討会の開催
実施内容・・・毎月,弁護士2名が個々に講師となり,他弁護士への勉強会(事件検討会)を実施しています。 そして,その結果として,弁護士の能力向上に繋がっています。この勉強会の内容が,このHPの研究欄に「オレンジ勉強会」として掲載しております。

     木村弁護士尾形弁護士の真剣な議論をしている様子(イメージ)

2,判例研究論文作成
実施内容・・・色々な分野の判例を研究した「担当弁護士の私見」と併せて,このHPの研究欄に掲載しております。
この「研究欄」に掲載された論文では,高いアクセス件数を記録して,みなさまに興味を示して頂いております。(私,田村が疑問をささやく「難しいこの内容を誰が読むのだろうか?多分,弁護士,修習生などのアクセスかな?」)

3,外部の専門家との交流(勉強会)
実施内容・・・複数の税理士または税理士法人事務所とオレンジ法律事務所に集まって,総勢10数名で専門性の高い分野について,勉強会を実施しております。
具体例として,先日は税理士の法的紛争例について辻本弁護士の講師で実施いたしました。
過去にはM&Aについての勉強会を実施して,ビジネス展開の案件にも対応できるようにと研鑽を積んでおります。僭越ながら,その勉強会に私も出席させて頂きました。
今後,民法の改正に先駆けて,次回は改正相続法をテーマに実施を予定しております。

4,信頼,顧客満足の徹底
実施内容・・・接客スキルアップのために,ビジネスマナーの習得(報告,相談,連絡の徹底),電話対応などのスキル研修を実施(DVDによる視聴)しました。
それ以外にも,想定問答で弁護士同士でのロールプレイングを実施しています。
このように,事件の折衝能力の更なるスキルアップの向上をめざしております。
そして,一般企業で実施されている顧客満足(CS)向上活動も実施するなどして,依頼人に信頼される法律事務所の研鑽努力をしています。

5,外部研修等に参加
実施内容・・・最近では,関弁連・日弁連法務研究財団法務研修(具体的には「改正相続法」の研修)などに積極的に参加しております。このように,モチベーションを高く持って,各々の弁護士の知識能力に応じた研修で研鑽を積んでおります。異色でありますが,特筆すべきこととしましては,医療関係の知見を深めるために,都内大学の法医学の講義と実習で研鑽に励んでいる弁護士もおります。

6,外部企業との交流
実施内容・・・ビジネス展開を良く理解するための外部研鑽として,最近の事例では「彩の国ビジネスアリーナ」に見学参加(毎年)しております。知的財産に強い法律事務所として知見を深めています。企業の内容・実情などを良く知ることは,より良いサービス提供となります。そして,それは弁護活動のサービスのみに限らず,その企業の活動の利益になるための交流(企業への貢献)を行なっております。

7,考える出発点として,ノウハウ共有のファイル化の実施
実施内容・・・「記憶にたよるな!記録にたよれ!」と昔からよく言われております。 難しい事件を考える出発点として,事件の知識の深化と蓄積に努めております(ノウハウ共有)。今,事件の希少性と特殊性に的を絞って,考える出発点としています。日々成長するオレンジ法律事務所です。

8,経営・財務・総務・人事など組織運営管理の研鑽
実施内容・・・オレンジ法律事務所では,弁護士,秘書に事務所組織運営管理を分担して,上期・下期ごとに持ち回りで,実務経験を通じて経営などのバランス感覚を身につけています。それは,弁護士として活動ができるのは,事務所の経営・財務・総務・人事などが機能しているからです。「弁護士活動」が先か,「「経営・財務・総務・人事」が先か,というと,車の両輪です。片方だけですとバランスを欠きます。多様な業種から転職した秘書の人材がこのような研鑽に役立っていると思います。(蛇足質問:財務会計と管理会計の違いは?繰延資産は?)
このように,日々成長するオレンジ法律事務所でもあります。オレンジで頑張る人も,独立を考えている人も,十分な研鑽機会の与えられた事務所であると思います。

9,ブログ作成の研鑽
実施内容・・・「ブランディング,リクルーティング,CS,SEO」を目的にブログ作成に研鑽しております。お蔭様で,当初からブログ件数 103件になりました。
手前味噌で恐縮ですが,広報担当の私としては,多分野の記事を掲載するにあたり,記事内容に根拠を示すために,参考文献の調査,理解を深めるなどの研鑽を積んで掲載して参りました。 (読手を考え,噛み応えのある,やさしく,ユーモアに富んだ文章(サクサク感)に努めて参りました。自画自賛ですね!)

ところで,他の法律事務所の研鑽状況はどうなっているのでしょうか?
そこで,インターネットで調査してみました。それらの結果を次のような特色に要約しました。
①,ゼネラリストかつスペシャリストの研鑽
②,所属弁護士の対外活動と情報共有の研鑽
③,講演会等の受講などの研鑽
④,依頼人第一主義として研鑽
⑤,弁護士会の支援による研鑽
⑥,弁護士同士のノウハウを共有で研鑽
他の法律事務所も上記の1,2項目の研鑽を通じて,高品質のサービス提供に努力しているようです。
しかし,オレンジ法律事務所の研鑽の特色としては,上記(①~⑥)の各々の実施内容がほとんど網羅されています。なお,「研鑽は手段であり目的ではない」と私は考えております。そして,最終的に【オレンジ理念】を実現するものであると考えております。
そこで,モチベーションを持ち,研鑽を積んでスキルアップをお望みの弁護士,修習生は,オレンジ法律事務所で,是非チャレンジして下さい。

【謝辞】この研鑽ブログ作成に当たり,修習生の武藤さんのご意見を参考にさせて頂きました。お礼を申し上げます。今,あらゆる面で一番研鑽に励んで成長しているのは武藤さんかな?と思います。そして,日々成長した後の活躍を楽しみにしております。

最後になりますが,「法律事務所をどこに依頼しようか」とお悩みのクライアントのご参考にこのブログがなれば,私としては,嬉しい限りです。