田村解説「台風と雨漏り」

広報担当 秘書  田村 司

 いつもご愛読有難うございます。

台風が19号の後に台風20号が日本列島を通過して、台風の爪痕を残しています。そしてまた新しい台風21号が発生しています。台風と言えば風と雨です。特にi嫌な雨は強い横雨です。

ここでいつも思い出すのが,雨漏りです。今までに自宅では2回経験しています。初回は50年前、岩手の実家の旧家屋の雨漏りを経験しました。まだ記憶力は衰えておりません。今も昔のことも憶えています。オレンジ法律事務所で頭脳を使っているお陰ですね!

 

バケツで雨漏りのしずくが落ちるときには「惨めさ」を感じます。

 

2回目は15年前に起きた浦和居住の自宅の雨漏りです。結局、原因となる場所の特定に至らず、屋根を修繕の上、売却しました。我ながら、変な自慢ですが,不幸の経験は豊富ですね! 不幸の経験もブログの種にするとはしたたかに成長しました。不幸も笑い飛ばせるようになりました(呵呵)。このブログ推敲中に大宮駅構内で「雨漏りご注意」の表示と赤いポールの囲いがありました。雨漏りに悩まされますね!

素人が雨漏りの原因を見つけ出すことの難しさ(住宅建築の専門家でも見つけ出すのは難しいようです)を痛感しています。今ならサーモグラフィーというツールがあるようです。それでも素人では判断は難しいようです。そこで信頼できる専門家を探さなければなりません。「雨漏り」修復の心強い専門家をご存じですか?

今度は風の話になります。台風シーズンの風も馬鹿にできません。以前、強風によりトラックがなぎ倒された事件(ニュース)がありました。私の乗っている車も横転するほどの強い風を経験しました。怖かった!

強風で家の屋根を飛ばされたニュースも見たことがあります。強風で地震のように家が揺れるほどの風を経験したことがあります。屋根を吹き飛ばす暴風は起こるんだな!と痛感しました。

このようなときはマンション(ビル)が安心かな?  しかし,風は大丈夫でも雨漏りは起こるようです。

異常気象が続いていますので何が起こっても,不思議ではありません。想定外を想定して,対応をご検討ください。

皆さん,台風の渦巻きは右回り(時計回り)?左回り?ご存じですか? この辺は片山弁護士の得意とする科学分野ですが,ちょっと知ったかぶりですが説明させて頂きます。

ひまわり衛星撮影のニュースの画面をみると左回りの渦巻きになっています。台風(低気圧)は北半球では左回り,南半球では右回り(時計回り)になります。

家内に質問したら即,回答がありました。洗面の水道排水口の水は左回りで排水されるから,台風の渦巻きは左回りだろうとの回答でした。家内の観察力に脱帽!

 

これで話を終わらせると亭主の面目もないので,家内に何故,理由,原因は?と聞いた。答えが無かったので,私は「地球が自転しているので地球上を直進する個体または流体は見かけ上,北半球では進行方向に対して右にずれてゆくような運動の軌跡を描くのです。それを転向力(コリオリの力)と言う。」と説明した。そして「低気圧へ直線で進むと中心から右にずれるから左回り(時計と逆)になる。南半球では直進は左にずれるので台風は右回りになる。」と格好良く説明しました。家内はうなずいていたが本当に「コリオリの力」を分かったのかな?

 

私は法律が好きです。法律の何が好きかというと,理論構成の面白さが科学の論理的,合理的な考え方と似ているからです。法律を科学的に考えることが面白いところです。法律と科学は「もののことわり」を追求するところで共通点があると思います。

オレンジ法律事務所は,企業法務,知的財産関係に強みを持っております。ビジネスにおける知的財産関係や先端技術(ロボット)化IT,AI,IOTは,知的財産総合支援センター埼玉の専門法律相談として,辻本弁護士が携わっております。そして,辻本弁護士はコンピューターなどに強く(理系出身)理論的で心強いことです。

そして,農業・特許に関して,片山弁護士は京都大学大学院農業研究科農業工学専攻修士課程修了の経歴と経産省の特許庁に従事した経歴などがあり心強いです。また,医療関係に関しては大学病院などの研修を受けて医療知識のある木村弁護士もオレンジ法律事務所の層を厚くしております。

もし,知的財産の法務などでお困りでしたら,オレンジ法律事務所にお声かけ下さい。

このブログをお読みになり,お役に立てればそれが私の喜びです。

 

 

 

 

 

 

 

コリオリ力の解説(ここからはご興味のお有りの方はお読み下さい)

これは,田村の独自見解による解説です。

大宮駅付近は緯度35°55′~35°54′,経度139°37′~139°38′に位置しています。

大宮駅付近に立っている私は動いていませんが,宇宙空間から自分を見たら地面と一緒にもの凄い速度「東へ418m/sの速さ」で回転運動をしているのです。地面と一緒に運動している私は,慣性系に存在しています。私は地球に引っ張られ(万有引力)自分の体重の重さを感じながら,地軸を中心として緯度35°55′~35°54′の円運動 をしているのです。そのため遠心力分だけ私の体重は軽くはなっています。力学の運動方程式は省略します。

この現象のイメージとしては平面上に在るもの(空気=質点)はひまわり衛星から見ると地面ごと等速で動いています。これが慣性系の世界では(空気=質点)静止しているのです。空気も無風状態なら地球と同じく動いているのです。観測者によっては、自転で動いているけれど見方を変えると地表では静止しているように見えるのです。(図1)

ここで強い風が南(又は北)に吹いたときはどうなるか。慣性系にいる観測者にとっては右に見かけ上ずれる運動結果になるのです。(図2)これを世間では転向力(コリオリの力)というようです。

「右に見かけ上ずれる運動」とは、右にずれる力が働いていないが右にずれる力を「見かけ上」と表現していると思うと分かりやすい。

図3をご覧ください。

赤道と大宮の違いで説明します。大宮にいで椅子に座っている私の速度は、「東へ418m/sの速さ」で運動しているのです。地面とビルも「東へ418m/sの速さ」で運動しているのです。

そうすると「椅子に座っている私と地面とビル」は同じ世界(慣性系)に存在しているのです。

この同じ世界(慣性系)にいるときは、通常の運動法則が働くが、この世界(慣性系)から別の世界(別の慣性系)に移動するときは、慣性を引きずったまま移動することになります。赤道付近の速度「東へ464m/sの速さ」が大宮にくると「東へ418m/sの速さ」に減速して、すぐに変われないのです。この速さの差46m/sが右にずれる見かけ上の力(慣性力)になるようです。逆に大宮から赤道への動きは46m/s遅くなるのでやはり右にずれるのです。私が瞬間移動の能力があり,大宮から同経度上の赤道に移動したら,秒速46mの慣性力で飛ばされるでしょう。

(バスでつり革を持っているときをイメージすると急発進すると身体が後に引っ張られる見かけの力,急ブレーキをかけると身体は前に出ます。この様な力を慣性力といいます。)

「慣性力」という化け物がこのような現象を引き起こしているのです。

ここで素朴な疑問が生じます。台風が左向きの回転するのに,風は見かけ上右にずれ現象との間に整合性がとれないとの疑問が生じます。最初私も同じ疑問が生じました。しかし,先程もご説明しましたが,理屈はこうです。台風は低気圧です。風は台風の目の方向に向かっていきます。すると台風の目に向かっていますが,風は右にずれます。右にずれながら回りますので,結果,台風は左回りの風の流れとなるのです。

小学校,中学校の夏休みの研究課題(宿題)のテーマの参考になれば嬉しいなと思いながらブログを作成しましたが,残念ながら始業したようです。では来年の宿題に活用して下さい。

 

(図1)

 

(図2)

 

(図3)

 

 

 

 

参考文献

 

奈須紀幸,小尾信彌著「地球と宇宙・地球編(改訂版)」放送大学1993.3.10 改訂版 第2刷p59

 

堀 源一郎著「力学」放送大学 1993.3.20 第1刷 p85~91