広報担当 秘書 田村 司
いつもお読みいただき誠に有難うございます。
埼玉は天気が良く澄み切った青空で,ちょっと高い所からは富士山が見えます。
今回は青空を見上げて下さい。なにか見えませんか。
数年前,私は埼玉で「UFO」を見ました。
飛行機のように移動はせずに,静止しているのです。そして瞬間的に移動したように消えました。
そこで,消える前に素早く,携帯電話で証拠写真を撮りました。
写した画面には,UFOは映っていませんでした。
おかしいな,UFOは写真には写らないシースルー性能があるのかな?
携帯の画素数が小さすぎたのかな?
結果として,決定的な証拠写真は確保できませんでした。
携帯電話のカメラに写らなかったUFOは,それでも私の肉眼で見えたのです。
信じて下さい。私には見えたのです。Oh! my God! Believe me.
「私,田村だけに何故見えたか,宇宙人から私へのメッセージなのか。」などと思いながら,
「私は,人類の中で選ばれた者」と誤解しながら,得意満面で,前職場の食堂で同僚達に「UFO」を見たとの話をしました。
「わたしも見たことがある」,「僕も見たことがある」,「UFOは実際存在する」との騒ぎになりました。
懐疑的,否定的な意見の者の中には,「千葉県で飛行船を飛ばしているから,それを見たのだろう」と断言する者までいました。
実際にその飛行船の新聞記事の掲載はありました。
しかし,埼玉から千葉を見たときの方向(南東)は,UFOの見えた方向(北西)と方角は明らかに違いました。
飛行船の飛行時刻(日中)もUFOを発見した飛行時刻とは合致しませんでした。
このように,食堂での会話はUFO談義でも持ちきりになりました。
事実状況としては次の通り。
埼京線南与野駅から見て①北西方向,②地上から45度の位置,③夏ごろの季節,④時刻18:45頃,移動せずにその一定の位置に毎日,①~④の条件で,約1週間,見えました。
その後は,全然見えなくなりました。私が見た物は,(推測として)人工衛星であるかもしれないと考えて,それ以上は探求しませんでした。
そして,このブログを書くにあたり,当時を思い出して調べていましたら,人工衛星の調査のためのツールが有ることが分かりました。実は,人工衛星観測ナビゲータなる物があったのです。 最近まで知らなかった! 無知だった! と反省しております。「無知の知」(ソクラテスより)。
そして,今考えると,人工衛星観測ナビゲータで確認すると「あじさい」の軌道と私が見たUFOと同じ軌道上にあったような気がします。
多分「UFO」と衛星「あじさい」を錯覚していたかもしれません。私が見たUFOは衛星「あじさい」かもしれません。
衛星「あじさい(直径215cm)」(高度1,500km円軌道,推定第一宇宙速度7.9×10³m/s)のイメージ図
マッチポンプという言葉がありますが,話題(UFO)に火を付けて,あとで消しに廻る(人工衛星という結論)ことになりました。
なお,興味がお有りでしたら「人工衛星観測ナビゲータ」で検索すると画面が出てきます。
理系の人たちは大いに活用して楽しんでいるらしいのです。
「人工衛星観測ナビゲータ」で検索して,天気がよく太陽の光を反射する時刻(夕方)にタイミングがよければ,皆さんの地上の位置によっては,人工衛星「あじさい」が見えることになります(保証は出来ませんのでご容赦ください)。
オレンジ法律事務所にはコンピュータ(システム開発)に詳しい辻本弁護士がおります。埼玉県内では特許に強みを発揮しておりますが,著作物(文学,推理小説,含むUFO)などの著作権の法律にも強みをもっています。弁護活動の中で,著作権の法律相談も辻本弁護士宛に多数あるようです。
お困りのことがありました気軽にご相談ください。
なぜ,このようなブログを書いているかといいますと,人工衛星が身近(1,500km円軌道)で見たことの私の驚きと,今後,どのように人工衛星が農業に活用されるかについて,次のブログでご説明致します。
なお,宇宙産業の研究者,技術者,スタッフの皆様に私は心より敬意と感謝を申しあげます。それは,日常生活において,地図(GPS),気象予報などで恩恵を受けているからです。益々の活躍を期待しております。
農業に関心がお有りの方々,お待たせいたしました。
次回は,「宇宙産業と農業の融合」と題して,衛星と農業の話題も取り上げます。
今回は漫談的にお話しましたがその中で,少しでも皆様のお役に立つことが私の喜びです。
お読み頂き誠に有難うございます。
ご参考
UFO・・・未確認飛行物体(Unidentified flying object)
「あじさい」とは次の通り
1,測地実験衛星「あじさい」(EGS)
2,打ち上げ
⑴日時 1986年8月13日5時45分(日本時間)、
⑵場所 種子島宇宙センター
⑶ロケット H-1ロケット試験機1号機
⑷高度 1,500kmの円軌道
3,ミッション 日本測地原点の確立
4,特徴
⑴日本初の測地衛星
⑵国内測地三角網の規整、
⑶離島位置の決定(海洋測地網の整備)
⑷形状,大きさ ①直径215cm、685kg,の球状で、
②表面にはプリズム1,436個、反射鏡318枚が配置
4,世界中の評価 研究者間で高評価。(30年間の衛星運用と貴重な観測データ)
5,他の観測
世界の衛星レーザ測距(SLR)局やJAXA 増田宇宙通信所(SLR設備)が
レーザパルスを用いて「あじさい」を観測しています。