出会いと別れ,はなむけブログ

弁護士 辻本 恵太

これまでの1番人気のブログは,私が書いた「TGC25th,万歳!」である。
昨年,埼玉県で初めて行われた東京ガールズコレクションのイベントで,女性スタッフがはしゃぐ感じが目一杯でているブログである。
しかしながら,今回のブログは,TGCを超えるたくさんの人が見てほしいと思っている。中野の送別ブログだからである。

(TGCのときの様子)

1 中野の送別会

さて,春は,出会いと別れの季節というが,今年の春は,そんな言葉がぴったりだ。
私と並んで,オレンジ法律事務所のふたがしらであった中野仁弁護士が3月末をもって,埼玉を離れ,関西に移住した。
中野は,埼玉にいた時間も長かったため,2月から毎晩毎晩,各種団体などの送別会の宴は続き,その数は30回にも上ったようである。中野弁護士の肝臓は心配であるが,この間,中野弁護士の送別スピーチの腕も相当上がったはずである。

ちなみに,オレンジ法律事務所の送別会は最後の最後であった。
オレンジは,午後から事務所を閉めて,スタッフ全員で送別ランチをし,その後,男性陣が送別フットサルから送別スパで汗を流した。

男性陣がフットサルで奮闘している間,女性陣は,男性陣の安全を祈りながら,送別ランチを延長し,その後,送別カラオケではしゃいでいた。なお,田村さんは,いつの間にか,送別スパではなく,女性陣に混ざって,送別カラオケでハッスルしていたようである。
その後,全員合流して,結婚式場にも使われるレストランで,ようやく中野弁護士の本番の送別会が開催されたのである。


中野とは出会ってから,かれこれ20年近くになるが,埼玉に愛されたように,滋賀県と琵琶湖にも,受け入れてもらえることを切に願うばかりである。


ちなみに,送別会の後,本日2回目の送別カラオケが真夜中過ぎまで行われ,体力の限界を久々に感じた。

(限界を越えた有馬先生)

2 オレンジの花見と灰田さんと堀川さんの門出

中野の他にも別れがあった。
とても育ちがよく,事務所を明るい雰囲気にしてくれていた堀川さんが大学の卒業とともにオレンジを去った。堀川さんは,陰の努力家で,オレンジにいる間,若葉のように日々成長するので,その様子を目の当たりにするのが楽しみだった。


豪快な笑いでムードメーカーだった灰田さんも,3月いっぱいで事務所を卒業した。灰田さんは,ちょいちょいヤンチャな言葉が出るときもあったが,心優しく気遣いができて,とても繊細な性格を持ち合わせていた。私は,灰田さんに多くを頼っていたので,灰田さんは気苦労が多かったかもしれない。

(箸が転んでもおかしい)

夕方過ぎからの花見とともに行った2人の送別会で旅路を祈った。


オレンジには,春夏秋冬,ひっきりなしにイベントがあり,卒業したスタッフもよく参加してくれるので,2人が気軽に参加できるよう,楽しい雰囲気にして待っていたいと思う。

3 尾形弁護士と根本弁護士の2枚看板

別れもあれば,出会いあり。
新しい事務局スタッフについては,追って,報告するが,昨年末に加入した2人の新人弁護士の勢いがすばらしい。
先輩弁護士もたじたじである。
サッカー出身の尾形先生と野球出身の根本先生。私と中野が野球とサッカーをしていたのに似ている。尾形先生と根本先生の2人が夜遅く事務所に残って,慣れない中でも楽しそうに話をしているのを見ると,私と中野が,毎晩遅くまで,よく立ち話をしていたことと重なり,懐かしい。

4 理想に向かう新オレンジ体制

ある日の夜,片山先生と尾形先生が,隣同士で,ある案件の今後の展開を検討をする内部打合せをしていた。オレンジ法律事務所では,概ね,弁護士3人で1つの事件にあたっているのだが,私以外の2人で討論しているようである。
振り返ると,2人と離れた場所で,有馬先生と根本先生が同じように,別の案件で内部打合せをしていた。何か法的な問題点に検討漏れがないかを確認しているようである。
脇先生は,元気よく先に帰宅していた。

私は,その5人を見て,ふと幸せな気分になった。

早く帰れる人は早く帰宅することができ,他人と討論したい人はとことん討論することができる。オレンジに所属する弁護士に「働き方の多様性」と「研鑽の場」を提供することが理想だと思っている。少しだけそれに近づけたような気がしたからである。

オレンジ法律事務所は,まだまだ未熟な事務所であるが,唯一無二の存在になれればと思う。その屋台骨になっていた中野仁弁護士がオレンジ法律事務所を離れて,ミカン法律事務所を新設する。大きな挑戦にエールを送りたい。

あらためて繰り返すが,そんな今春の出会いと別れを記録するこのブログが「TGC25th,万歳!」を超える人気ブログとなるよう,Facebookなどで多くの人にシェアしてもらいたい。サヨナラダケガ人生ダ。中野仁弁護士のはなむけに。