私の好きな日本酒の「中国の商標登録」

営業 秘書 田村 司

いつもお読み頂き誠に有難うございます。
オレンジ法律事務所の営業秘書の田村です。

田村若返り自画像(総天然色)イメージ図

大宮駅は北陸新幹線,上越新幹線,東北新幹線の交通の要(かなめ)です。
そして,オレンジ法律事務所は,JR大宮駅東口から3分に位置しております。
埼玉県内で有数の知的財産(特許,商標登録,著作権)に強いオレンジ法律事務所では,県外(北陸,上越,東北)からの法律相談も多く取り扱っています。

私は岩手(南部)出身です。物理的距離は遠くても,盛岡駅と大宮駅間の所要時間は約2時間です。雑誌・漫画も熟読できない。昼寝も熟睡できない。油断したら,新青森駅や上野・東京まで乗り越す時間です。

今回は岩手の酒造会社「南部(なんぶ)美人(びじん)」さんが中国の不正商標登録を取消の訴えを粘り強く交渉し,不正登録を取消してもらったというお話です。

私の好きな中国は日本と同じ漢字文化圏であり,日本の漢字のブランド名が,中国で商標登録をされていて,長い間,中国への輸出の支障が発生していたようです。

「中国 海外の商標保護強化 不正登録 取消しやすく
・・・10年前,中国向けに酒の輸出をはじめたとき全く関係の無い個人が商標登録をしていたことが判明。当初は,中国当局に取消を求めて申立てたが,棄却された。14年に中国企業が少なくとも3年間商標を全く使わなかったことを理由に改めて申立て,当局に認めてもらった。・・・不正な商標登録であれ,同じ商標を使うとトラブルになりかねない。中国の商標局のサイトでは現地の商標登録の状況などを確認することができるため,・・・日本貿易振興機構(ジェトロ)は日本企業にチェックの徹底を呼びかけている。・・・酒造会社「南部美人」の久慈浩介社長(45)は『同じ商品名の日本酒を海外で勝手に販売されるとブランドに傷が付く。粘り強く権利を訴えることが大事だ』と強調する。」読売新聞2017/11/19(日曜日)より一部抜粋。

先ほどの,読売新聞掲載の「岩手県二戸市の酒造会社『南部美人』」さんは私の同郷の酒です。同郷として嬉しい限りです。
本当に社長さんよかったですね。商売繁盛を心から願っています。

日本酒は,銘柄によって香りが全部違います。
「水」と「米」と「麹」から千差万別の香りが醸し出されています。
私は日本酒の「香り」を楽しむ呑み方をしています。
いろいろなフルーツの香りがお酒から醸し出されています。
日本酒に馴染みが無い方,お酒が飲めない方は,香りを愛でて楽しむ方法もありますので,ぜひ,ブランデーのように,お試しください。

私,田村は「各々の蔵元の杜氏(とうじ)は,門外不出の酒造技術(高度なバイオテクノロジー)の保護はどうなっているのか。海外から蔵元と杜氏が買収(M&A)されて,日本の酒造技術の流出はないのか。模倣されないか。」などと心配しながら日本酒を飲んでいます。

殆どの蔵元は前出の「南部美人」のように,ブランド・技術を磨いて,果敢に世界に販路をひろげているようです。
そして,日本の人口1.27億人,中国の人口13.79億人(2016年)の人口差を比べると,中国は大きい市場で,中国の富裕層へこのような美味しいお酒を輸出できることが期待されます。

オレンジ法律事務所で知的財産(商標登録,特許,著作権)に強い弁護士として,辻本弁護士と片山弁護士の2名おります。
今,片山弁護士は,依頼人から商標登録の出願・登録の手続き中のようです。商標登録,特許技術等のお困りの時はぜひご相談ください。

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