弁護士 中野仁
写真というのは,二度と同じものがとれない,一瞬の美を切り取るもの,などとよく言われるが,その一瞬を切り取ることがなかなか難しい。
その中でも,静止画である写真に躍動感がある,というのは,もの凄いことである。
なにしろ,静止した場面に,躍動感を求めているのだ。
なにがなにやら,よくわからない。
矛盾していることには百歩譲って目をつむるとしても,躍動することまで求めるのは,求めすぎだろう。
贅沢をいってはいけない。
ところが,そんなわたくしの固定観念を打破する写真を,先日入手した。
その写真が,これ。
はい。そうです。わたくしです。
この写真は,昨年7月に苗場で行われたフジロックフェスティバル(過去のブログ『わたくしと苗場』参照のこと)で,お腹がペコペコの状態で,行列にならんだ末にゲットしたカツカレーにがっついているところである。
先日,一緒にフジロックフェスティバルに行った友人から,何故か一年間の時空を超えて送られてきた。
手前味噌(全部味噌,については,過去のブログ『わたくしと全部味噌』参照のこと)ではあるが,
どうだろう,この躍動感。
あきらかに,周りが見えておらず,一心不乱にかっこんでいる。
あきらかに,ロックフェスよりも,カレーが目当てで来た客である。
この躍動感からすれば,カレーのCMがきても,おかしくはないような気さえしてくる。
他方で,これ。
はい。そうです。再び,わたくしです。
この写真は,仕事に煮詰まって,飛び出したくなったときの写真である(過去のブログ『わたくしと親切な弁護士』参照のこと)。
この写真は,スーパーマリオのポーズのまま,横にジャンプしているところを,同僚の有馬弁護士に撮影してもらったものである。
しかも,3~4テイクくらい撮り直している。何なら,場所をかえて2本撮りをしている。
人生で,これほどまでにマリオポーズをしたことはない。
くだらないことに時間をかけすぎている点はさておき,躍動感,という意味では,先ほどのカレーの写真の方が,断然上な気がする。
何だろう,この差は。
これか。もしや,これが,一瞬を切り取る,ということか。
狙って飛んだマリオと,全身全霊をカツカレーにかたむけた全力おじさんとの違い。
そうなのだ。躍動感は,『本物』にのみ宿るのだ。
あのとき,わたくしのカレーにかける熱意は『本物』であった。
写真は嘘をつかない。
『偽物』と『本物』,その違いの神髄を見た気がした。
なお,わたくしの髪の毛が逆立っているのは,スーパーサイヤ人を意識しているからでも,高速でカレーをかっこみ,クビを上下に高速で動かしているため髪の毛が風になびいているからでもない。
わたくしは癖毛だ。髪の毛が風になびくことはない。
たまたまである。
・・・エキストラでいいので,カレーのCMの仕事ください。本物の仕事をします。
結論:このブログ,「わたくしの○○」シリーズは,「俺のイタリアン」などの「俺の○○」シリーズのパクリではない。
断じて,違う。
合掌。
弁護士 中野 仁
さて,
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