第12回オレンジ書初め大会(弁護士有馬明仁)

エントリーNO.2 弁護士有馬明仁

 「T型人材」とは、ジェネラリストとスペシャリストの両面を兼ね備えた人物のことをいいます。

 ジェネラリストの場合は、横断的であることから、「一(いちのじ)型人材」、スペシャリストの場合は、特定の分野であることから「I型人材」と称され、それが融合するとT型人材になるということです。
この「T型人材」という言葉は、1980年代に米国のコンサルティングファームでいわれはじめたとされています。

 弁護士として、クライアントに問題解決というサービスを提供するためには、スペシャリストである必要があることが求められますし、他方、真の意味でスペシャリストになるためには、ジェネラリスト的な視点が必要になってくると思います。
 森をみながら、木を見なければ、適切な専門性を発揮できず、望ましい問題解決につながらないことになってしまいます。

 辰年は、陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年だといわれています。
 二兎を追うと中途半端になってしまう恐れがあるので、容易な道ではないですが、自分の性格にもあっているので、大きく成長し、T型人材へと進化すべく、精進していきたいと思います。

弁護士 有馬明仁