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食客三千人
弁護士 辻本恵太
「食客」とは,君主たちが才能のある人物を客として振る舞って養う代わりに主人を助けるという,中国の戦国時代に広まった風習です。君主たちは,この様々な才能を持つ食客を数千人養って,いざという時に備えるということを「食客三千人」といいます。
私は,能力において,かなり凸凹があって,そのことを良く認識しています。
そのため,新しく入所する弁護士その他のスタッフとしては,私と異なる能力,才能を持つ人を積極的に採用しております。また,専門的な特殊業務をアウトソーシングし,サービスの質を高めています。特許庁で特許審査をしていたり,銀行等で企業内弁護士の経験があったり,地方公共団体の顧問をしていたり,埼玉県職員として産業廃棄物の適正処理指導をしていたりするなど様々な経験を持っている弁護士が集まっています。
また,大きい事件の段取りが得意だったり,難しい分野を深く熟考することができたり,老若男女,他人に好印象を与えたり,人の特徴を覚えるのが得意だったり,確率論や流体力学が得意だったり,新たなサービスを考えたり,事務所のイベントでみんなを楽しませてくれたり,事務所が大変なときに陰で支えてくれたり,新人スタッフに優しかったり,色んなスタッフがいます。