オレンジヘクトパスカル,台風よりも「考える威力」の方が優勢

                                    営業  土肥

 今回は,丘恵美利先生をご紹介致します。

 東京と神奈川で育ち,弁護士になられて初めて入所したのは,東京・新宿にある法律事務所,その後,設立されてまだ新しい福岡支店に移り,一般民事,家事事件,企業法務,多くの事件に携わってきました。

 その後,ロースクール時代の同期が代表をつとめる都内の法律事務所に参画し,産休に入るまでパートナー弁護士としてご活躍されたようです。

 これまで多くの家事事件を経験しているようで,弁護士になって13年目に入り,ますます,頼りになる女性弁護士だと思います。

 母としても,弁護士としても,バリキャリ  

 丘先生は,現在ふたりの小さなお子さまがいらっしゃり,子育てと両立しながら弁護士をされておられます。ときには,ご自宅で,リモートワークに切り替えることもあります。
 弁護士の仕事は,書類作成や情報収集することがとても多く,たとえコロナで自粛を強いられたとしても,ある程度は,ご自宅で仕事が可能になるそうです。

 小さいお子さまを朝,保育園に送り届け,ご自宅でお仕事をされる点について,丘先生に直撃してみました!

今回は,私も,同じく小さい子どもを持つ母として,熱を帯びながら,丘先生の話を聞き,ブログを書きましたので,ボリュームが多くなってしまいましたが,どうぞ気軽に読んでもらえればと思います。

「人間は自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかし,それは考える葦である」

                              パスカルの残したことば 

丘先生のお子さん( ´▽`)

事務所に,遊びにきてくれた時の様子です

 オレンジ法律事務所へ入所のきっかけ

 丘先生と辻本先生は,弁護士資格を取得するための受験予備校で,一緒だったようです。
 また,辻本先生と丘先生は,当時学友仲間と一緒にテニスを楽しむこともされていたそうです。
 当時,辻本先生は,司法試験合格後,受験予備校でゼミ長という仕事をしていたようです。ゼミとは,専門分野を研究する小人数制グループのことで,辻本先生は,自分なりに旧司法試験の論文試験を分析し,裁判官であればどのような判決を書くのかという観点から答案例を作成していたようです。この時から,辻本先生は,裁判例を読んだりするのが好きだったようで,起業家の素養を十分に持ち,遺憾なく発揮されていたのかもしれません。

 丘先生は,弁護士先生になられてから,ご結婚をし,その後,出産を機に,弁護士を一度退職されています。法曹界から少し離れて生活後,第2子をご出産され,その1年後,オレンジ法律事務所に入所されています。

 なぜ,オレンジ法律事務所で,弁護士業を復帰されたのか,伺うと,辻本先生からのオファーがあったとのことでした。辻本先生が,オレンジ法律事務所を開業後も,飲食店を貸し切りにして,「人狼」という遊びをする,オレンジ法律事務所のイベントに参加したこともあったようです。

 司法試験受験時代の友情,そして,その時のご縁を大切に,こんにちに至るなんて,友達冥利に尽きます。

 司法修習生のみなさま,いつ,どこで,どんな,ご縁があるか分かりませんので,一緒に同じ目標に向かって,頑張っているご友人たちを,どうか,いつまでも大切にしてください。

 丘先生の強み 

 丘先生は,いつでも,どんな時でも,肝が据わっていて,冷静沈着に仕事に向き合っておられます。

 辻本先生は,いざというときの冷静な判断力,決断力が弁護士には必要と言っていましたが,まさに,丘先生には弁護士に必要な土台が備わっていると思いました。普段,温厚で話やすい雰囲気を身にまとっておりますが,ふとしたときに垣間見る知的な応対をみると,相手との示談交渉の際や,裁判のとき,大いに冷静な判断力,決断力が発揮されていることと思います。

 私の憶測ではありますが,辻本先生が丘先生に対して,オファーした要因は,女性ということも,あったかもしれません。例えば,依頼者の方が女性で,同じ女性の立場として,相談に載って欲しいこともあると思います。男性には,相談しにくいことでも,女性の弁護士先生なら,話せることも,たくさんあるかと思います。

 ただ,辻本先生の性格上,親身に話を聞くことができるだけで丘先生にオファーをするはずがないと思います。日頃から,辻本先生が話されているように,気品をもって,緻密な裏付けをもって交渉ができるクールさを兼ね備えているからこそ,オレンジに必要だと思ったと思います。

 丘先生の展望と野望

 丘先生は,これまでの法律事務所で自分を頼りに依頼された案件を多くしていたようです。そこで,今後,オレンジ法律事務所においても,営業を積極的にしていきたいとおっしゃっておられ,とても心強く思った次第です。

 現在は,辻本先生の絶対的な仕事ぶりから,多くの信頼が集まり,辻本先生を頼ってくるご依頼者様の数がほとんどになります。口コミが口コミを呼ぶとは,まさにこのことです。しかし,このことには甘んじず,新たな開拓も必要であり,そこに営業職としての手腕を問われているのですから,営業職は,ハイブリッドだろうがなんだろうが,実績を上げねばなりません。それを,丘先生も視野にいれていらっしゃるので,それまでに私は,基盤を築いて尽力していきたいと思います。

 また,丘先生は,オレンジ法律事務所の特徴でもある,企業様からのご依頼にも,多くこたえていきたいとおっしゃっておられました。
 入所してから,特定商取引,金融商品等にかかわるような契約書のチェック,企業側での労使紛争,商標,意匠,特許に関わる相談,商社,不動産管理組合等の案件に携わるなど,色々な種類の案件をしていると言っておりました。

 オレンジ法律事務所が,丘先生の冷静な目と,研ぎ澄まされた思考回路で,ますます展望を遂げていくことを,是非楽しみにしていただければと思います。

 さいごに(丘先生への突撃)

 題して「直撃~シンソウ土肥」ならぬ,「突撃!隣の晩ごはん」のヨネスケばりに,丘先生のデスクにお邪魔し,丘先生のありとあらゆることをお聴きしちゃいました。

 しゃもじを肩にかついで。
 いえいえ,ボールペンを耳に挟んで。

 馬券を手にして。
 いえいえ,メモを手にして。

 直撃といいつつ,丘先生には,事前にアポもきちんとお取りして,今後,週刊文春でも書くのかってくらい,ネタの張り込みも事前にしましたが,丘先生から返ってきた言葉は・・・・・

 「リモートワークだと,自宅で仕事の合間に,家のことも出来て便利よ~」

 と,ほんわかした回答が返ってきました。あたかも,「あなたも,リモートワークおすすめよ~」なんて,言われているかのような,印象でした。

 子どもを持つ女性は,仕事も,家事も,子育ても,日々,終わりのない溢れるタスクをこなされているのが現状ではないでしょうか。つかの間の家事時間は,多いに助かります。

 実際に,コロナウィルスの出現により,リモートワークを取り入れる企業は,増えました。そして,営業も「ハイブリット型」の営業へと,シフトチェンジとし,私自身もハイブリット型に,方向転換している最中です。

 丘先生のお子さんも私の娘も,まだ小学生を迎えていないので,あくまで想像にはなりますが,子育ては小学校に入るまでが,一番キツいのではないかと,丘先生も私自身も感じています。毎朝,「着替える,着替えない」,「保育園に行く,行かない」の,ひともんちゃくも,ふたもんちゃくもする我が家です。それ昨日やったやつやん!!と思いながらも,毎日同じくだりをきっと,丘先生のご自宅でも,同じように繰り広げられていることと存じます。

 子どもっておもしろいですね。「ハハハ!ハハハ!」

 ちなみに,オレンジ法律事務所では,毎朝朝礼を行っていますが,オレンジの朝礼の最後に行う「ハハハ」のかけ声と共に,私は,毎日,笑い飛ばして,仕事モードに入る今日このごろです。オレンジの朝礼で行う 「ハハハ」のかけ声の本筋は,朝一番,笑い声をお腹から出すことで,気合を入れて仕事に励みましょう,ということなのかなと理解しているのですが・・・。いずれにしても,それは,「ハハハ」の生みの親,田中さんがもうじき育休から復帰されるので,是非とも田中さんに伺ってみたいと思います。

 子育てと仕事の両立 

 オレンジ法律事務所の事務局内でも,信頼は,とても厚く,事務局スタッフに対しても協力的に仕事を進めてくださいます。
 悩んだときは,是非,丘先生に依頼してみてください。安心して任せられると,実感していただけるかと思います。

 子育てをしながら,働く女性の弁護士先生は,今でこそ,少しずつではありますが,増えてきたことと思います。

 しかし,弁護士業界に特化したことではなく,母親の働く基盤が整っていない職場も多いのではないでしょうか。突発休を出して職場に迷惑をかけたくないといったことや,突然の遅刻で,事情を説明しても,なかなか実際のところは,理解してもらえないといったことが,多くの企業で,働きたい母親を少なからず,仕事場から疎遠にさせているのではないでしょうか。

 今回,私も働く母親として,オレンジ法律事務所で,これまで採用していなかったフレックスタイム制度を導入していただきました。オレンジ法律事務所が,働き方のあり方を柔軟に考えているからだと思います。働き方の自由,柔軟性を求めることは,ややもすれば売上減少になるおそれもあり,企業の存続にかかわるかもしれないものだと思いますので,経営者の方に必ずしもそれを求めることはできないとは思います。

 ですが,将来,日本の働く人側の労働に対する意識が全体的に変わらなければならないけれど,それにより,日本社会においても,柔軟な働き方が普及することができるかもしれません。いつか,そのような日本社会になったらよいなと思います。

 今回,手間と労力を割いて,会社の規定を変更する舵をとってくださった辻本先生には,この場をかりて,感謝申し上げます。丘先生や事務局の戸田さんも働く母親として,きっと同じ気持ちでいると私は感じています。だからこそ,女性弁護士のみなぎる力には,パワーがあり,きっと,そういった意味も辻本先生の胸中には,あるのではないかと思います。