オレンジ法律事務所でのスタッフの働き方

弁護士 辻本恵太

オレンジ法律事務所は,埼玉の大宮のとある法律事務所である。
オレンジ法律事務所の弁護士,事務スタッフの働き方は,ベールに包んでいるつもりはないが,外から見えにくいので,少しづつ説明しようと思う。
もし,入所を希望する人がいれば,参考にしてもらうと良いかもしれない。

1 女性スタッフと高齢者のスタッフの活躍

私,辻本は,常々,女性,高齢者,若者がおもいきり能力を発揮できるような職場を創出することがオレンジ法律事務所にとって重要だと思っている。
女性のポテンシャルは非常に高い。高齢者の社会貢献への熱意,経験は非常に有用である。若者の,まだ世に出ぬ,鬱屈とした高い能力を活かさない手はない。いかに彼らの声に耳を傾け,力を借りることができるかが大事で,私自身の感覚を研ぎ澄ませたり,リフレッシュするのに絶大な効果がある。

実際,オレンジ法律事務所は,丘先生,根岸先生の女性弁護士のほか,事件関係,営業関係の多くの女性スタッフが在籍する。オレンジの紹介動画を見ると女性の勢いがわかるかと思う。
また,育休中の田中さん以外にも,丘先生,戸田さん,大鋸さんには小さなお子さんがいる。
当然,子どもの体調が悪くて,急遽,保育園に迎えにいくということも少なくない。また,早めに,保育園に迎えに行く必要もあり,他のスタッフより帰宅時間が早い人も多い。
週に数日,自宅でリモートワークをすることもあれば,突然,リモートワークになるときもある。
オレンジ法律事務所のような,中小企業には珍しいのではないかと思う。
丘先生も,根岸先生も,毎週必ずリモートワークの日がある。

私は,できる限り,いざというときに,他の人がカバーをできるなど,そのような女性スタッフが働きやすいような環境を整えたいと思っている。女性スタッフのパワーはすごく,その貢献度は,計り知れない。色々なことを教わることも多い。
オレンジ法律事務所は,事件のほとんどを弁護士3人1組で担当するため,たとえ丘先生がお子さんの関係で,急遽,事務所に来ることができなくなっても,他の弁護士が必ずカバーできるような構造になっている。
オレンジ法律事務所は,現在,6人の弁護士が在籍しているため,最初から,自宅で作業を進めやすい案件をお願いすることも十分可能である。クライアントは中小企業が多いが,クライアントにとっても,担当が複数いる方が安心すると思われる。

田村さんにしても,中津さんにしても,他の企業を退職されて,60歳を越えて,オレンジ法律事務所に在籍し,大きな活躍をしてくれるスタッフも多い。シニアパワーは,目を見張るものがある。田村さんは,オレンジを退職して久しいが,未だにオレンジ法律事務所を応援してくれてエールをもらっている。

その他,SlackChatworkを通じて,常に,他の協力企業と,情報交換をしたり,連携を取りながらプロジェクトを進めることもある。

2 多様な能力を持つスタッフ

私が,先日,初めて動画を作成してアップしてみたが,そのような動画作成や,Adobe Illustrator,Adobe Photoshopなどが好きなスタッフがいると助かる。
また,私は,ACCESSを使ってオレンジ法律事務所内のあらゆる情報を取得できるようにデータベースBを組んで運用しているが,データベースを自ら改良を加えていったり,RPA,エクセルのマクロを使ったり,Javascript等が使えたりするスタッフがいたらとても良い。
さらに,マーケティングなどが得意なスタッフがいたら最高である。

そういうイラストレーターだったり,データベースやシステム開発だったり,マーケティングなど,およそ法律事務所では募集していないようなスタッフが加入してほしいと思う。

熱意を持った人,大募集である。
ぜひ,自分を思い切り売り込んでほしい。

3 好きな仕事で能力を発揮する

企業は「人」である
これは,AI技術等が,従前の仕事に代わったとしても,本質的には変わらない。
どのようなシステムを構築するのか,得られたデータやものをどう活かすのか,より人の創造性が要求されると言っても過言ではない。

とはいえ,人の「はたらく」形は,時代とともに,変化していくものであるし,変えていくべきものだと思う。
私は,色々な意見があることは百も承知でいうが,技術によって社会生活が豊かになっていることは,疑いようのない事実であろうと確信している。今までもそうだし,これからもそうだと思う。
そういう技術革新の流れの中で,人は,楽しいことをしているとき,好きなことをしているときに,想像以上の力を発揮するので,オレンジ法律事務所としては,中にいるスタッフが,できる限り,好きなこと,楽しいことが仕事になるようにするにはどうしたらいいいかよく考える。

オレンジ法律事務所は,厳しい仕事が多いし,求められるレベルが高いのでスタッフは大変だと思うが,「好奇心」を刺激し,「興味」があり,「楽しんで」業務にあたることができるような人が,オレンジ法律事務所を支えてくれることを大いに期待している。他のスタッフやオレンジの外の人をも巻き込んで,多くの人や企業に力を与えることができる人を歓待している。

もっともっと,働き方というか,オレンジ法律事務所としてのバリューの出し方について,柔軟な人との関わり方ができるのではないかとも思い,模索もする。
私は,昔から,誰よりも,人に助けられ,人に恵まれてきたが,これからも人の力を借りながら,埼玉の中小企業,埼玉に住む人をサポートしたいと思う。

(了)