重力波の観測

営業 秘書 田村 司

2017年ノーベル物理学賞の受賞おめでとうございます。

レイナー・ワイス博士,バリー・バリッシュ博士,キッブ・ソーン博士,のご三方,そして国立天文台の研究関係者の皆様,おめでとうございます。そして,日本の研究者の皆様には今後の重力波検出装置「KAGRA」での研究成果の期待と応援をしております。

 

米国と欧州などの国際研究チ-ムはブラックホールが合体したときに発生した重力波を米国だけでなく欧州の装置でも観測することに成功したと発表しました。読売夕(2017/9/28)

観測発表後のノーベル物理学賞発表に驚きと喜びを感じています。

 

法律事務所と宇宙物理学との関係は通常無関係のように思えますが,実は当事務所には大学時代は理系を専攻しており,その後,弁護士資格を取得して,特許・著作権などの知財関係に強い辻本弁護士がおります。辻本弁護士は科学・数学への熱い思い入れがあります。

オレンジ法律事務所には応接室は4室ありまして,部屋ごと科学者と数学者の名前を付けています(Newton,Darwin,Pascal,Pythagoras)。今回はNewtonにご注目ください。

Newtonの応接室実写図。

 リンゴイラスト(辻本弁護士作成)     ↑ リンゴが落下しています.

東京スカイツリーとリンゴのイメージ図

Newtonとくれば,「万有引力の法則」となるわけです。

 

ここで,頭の体操です。

問題

東京スカイツリー(634m)からリンゴを落下させたら,何秒後に地面に落ちますか。

空気抵抗は考えないことといたします。

回答

方程式 S=1/2gt² のtを求めます。(微分・積分でも式は同じになります。)

重力加速度g=9.80665m/s²,と高さS=634m,を代入します。解は t=11.37

リンゴは11.37秒後に地面に落ちます。

よいこの皆さんは,まねしないでくださいね。

 

落下を見ていましたので,今度は上を見上げましょう。

天体でのロケットの運動についても考察しました。

万有引力と運動方程式で導きだされるものに次のものがあります。

第1宇宙速度(7.9×10³m/s)・・・地球に落ちない速度(人工衛星)

第2宇宙速度(11.2×10³m/s)・・・地球の重力を振り切る速度(地球から脱出)

第3宇宙速度(16.7×10³m/s)・・・太陽系外に出るための速度(太陽から脱出)

注目すべきは第3宇宙速度において,は燃料を使わず,スイングバイという天体の万有引力と公転運動を利用して加速させる(万有引力の法則)方法を使っています。

 

人間の英知はすごいですね!

我々一般人は重力波を見られないが,望遠鏡で星空を眺め,宇宙旅行を夢見る(実現しそうです)ことも,良いことではないでしょうか。

 

蛇足ですが,私は量子物理学(重力子グラビトン(graviton),ビックス粒子)などの世界から理解を試みています。ブラックホールという大宇宙の観測には太刀打ちできないので,極小の量子の世界の文献からコツコツと始めています。

 

重力波の観測からニュートンの万有引力の説明にお付合い頂き有難うございます。

引き続き当事務所を宜しくお願いします。