第13回オレンジ書初め大会(スペシャルゲスト)

掬水月在手弄花香満衣

 毎年恒例の書き初め大会が、今年で13回目を迎えました。

 この書き初め大会は、オレンジ法律事務所が設立された当初の事務であった村山さんが発案したイベントです。年始に新たな気持ちで目標を掲げる場として始まり、当初は1文字からスタートし、年を重ねるごとに1文字ずつ増やしていくというユニークな形式を取っています。こうして続けられてきた書き初め大会は、今ではオレンジ法律事務所の大切な文化の一つとなっています。

 今年は、設立当時の事務であった村山さんが辻本先生へ会うために事務所を訪れた際、せっかくの機会ということで書き初めを書いていただきました。村山さんが記したのは、「掬水月在手弄花香満衣」。

 この言葉は、「水を掬えば月が手に宿り、花を弄べば香りが衣に満ちる」という意味を持ち、日常の何気ない行動の中に美しさや豊かさがあることを示しています。私たちの業務においても、一つひとつの行動や心掛けが周囲に良い影響を与え、事務所全体の成長につながることを改めて実感しました。

 また、この日は村山さんのお子さんも一緒に来所され、大好きなカブトムシの絵を筆で一生懸命描いていました。無心で筆を動かす姿がとても微笑ましく、書き初めの楽しさを改めて感じるひとときとなりました。

 13年もの間、書き初め大会が途絶えることなく続いているのは、日々の積み重ねを大切にする文化が根付いている証でもあります。これまでの参加者一人ひとりの思いや努力が重なり、オレンジ法律事務所の伝統として受け継がれてきました。今後もこの文化を大切にし、より多くの方々に書き初めの魅力を伝えていきたいと思います。

 新しい一年を迎えるにあたり、私たちも日々の業務の中で大切なものを見落とさず、一つひとつの積み重ねを大切にしながら歩んでいきます。今年も、皆様にとって実り多き一年となりますように。

執筆者:福島(リーガル事務)