平成26年1月
今年も、オレンジ法律事務所では書初め大会を行いました。
弁護士辻本、中野、宇田川、曽我部の他、スタッフ9名で、お題は漢字2文字。テーマは今年1年の目標にしました。
当面の間は、毎年1文字ずつ、増やしていきたいと思います(文責 辻本)。
オレンジ法律事務所を開設してから早2年が経ちました。
最初は弁護士2名、秘書1名で始めましたが、現在、弁護士4名を含め、スタッフが10名余りとなりました。
当事務所では、日頃から、事務所の「基本方針」を確認し合い、その理念を共有するよう努めておりますが、人も増え、より専門性の高い業務を求められる今だからこそ、これまで以上に、「基本」を大切にして、ひとつ一つの業務に取り組み、物事の判断、行動をしなければならないと思います。そのような思いを込めて、「基本」を今年の言葉としました。
「慧眼」(けいがん、と読みます)とは、物事の本質を鋭く見抜く眼力・洞察力を意味します。
紛争の場面においては、細かい事実関係も含め、様々な局面で争いがあることが多々ありますが、細かい事実の争いにとらわれ、問題の本質を鋭く見抜くことができなければ、紛争の抜本的な解決はままなりません。
オレンジ法律事務所開設から2年が経過し、事務所規模や携わらせて頂く業務分野等も拡大しておりますが、今後も、物事の本質を鋭く見抜く眼力・洞察力をより高めていけるよう研鑽を積み、依頼者様の利益保護のために精進致します。
昨年は、8月にオレンジ法律事務所にパートナーとして加わるなど、弁護士人生における「変化」の一年でした。
また、昨年末には、私に加え、曽我部弁護士が入所するなど、オレンジ法律事務所にとっても、「変化」の一年だったと思います。
平成26年は、一つひとつの案件に全力を尽くすことはもちろんのこと、思い描く将来の弁護士像・法律事務所像に近づけるように、一人の弁護士として、また、オレンジ法律事務所のメンバーとして、「飛翔」の一年にできるように、精進します。
2013年12月からオレンジ法律事務所に入所致しました弁護士の曽我部豪と申します。
書き初めをするにあたって、私は、「貢献」という字を選ばせていただきました。
当然ではありますが、依頼者様の正当な利益を保護することに貢献できるよう尽力致します。私は、事務所内で一番若い弁護士なので、難題にぶち当たっても人一倍仕事をして解決策を見出したいと考えております。また、まだまだ微力ではありますが、自分の仕事を通じて社会にも貢献できればと考えております。皆様、これからどうぞよろしくお願い致します。
禅語に世の無常を表わした行雲流水という語があります。雲は悠然として浮かびとどまることがない。人も同様に、どんなに喜怒哀楽様々な出来事の中にあっても、常に心はその一処にはとどまらず、雲の如く無心にして生きていかなければならない。そのためには、己をしっかりと持ち前へ進む固い意思と、万事と向き合うことができる大らかな心を持つことが必要だと思います。
仕事然り、日々の生活然り、これから起こる出来事だけではなく、経験してきたどんな苦楽も取捨せず、自らの力に変えていく一年にしたいと思っています
「研鑽」 弁護士秘書奈良
「研」には、みがく・しらべ究めるという意味があります。
「鑽」にも、物事を深く究めるという意味があります。
二つの字が合わせまとまり「研鑽」とは、深く究めるという意味をもたらすとされています。
何かを「究める」ことは、危険を避け、災難に備え、楽しみを知り、美しさを理解し、価値を創り出すことが出来ます。また、その道に対する自信が身につき、明るく堂々とした人生を歩むことが出来ます。より豊かに生きることにおいて、学ぶことを辞めずにいたいという想いから、この言葉を今年の抱負とさせていただきました。
国語辞書を調べると、「探究」とは物事を深く考えてそのありかたを明らかにすることと解説されています。私にとっての「探究」は、仕事の面で成長していくために、業務での経験を振り返ってよく考え、工夫を続けていくことです。一足飛びに問題を解決できるような新しい工夫はなかなか難しいのですが、周りの方々から学びながら、小さな工夫の積み重ねを続けられればと思っています。今やるべきことや自分ができることを見きわめて、ひとつひとつに誠実に取り組みながら、与えられた役割について責任を果たせるよう努力していきたいと考えています。
「一歩」 事務員倉谷
「一歩」…何かを新しく始めるとき、また、始めたことをやり遂げるために課題を一つ一つクリアしようとするときに、しばしば登場する言葉です。私は、そこには「決して速くはないが、一つ一つの課題を確実にクリアして、確実に帆を進めていく」という意味合いが込められていると思っています。そして、それは簡単なように見えて、実はものすごく難しいことなのだろうとも考えています。
私は、何事に関しても、その確実性をより高めて、きちんと帆を進めていけるように生きたいと思っています。難しいことかもしれませんが、いつでもそれを心に留めておけるようにという気持ちを込めて、今回の習字にはこの言葉を選びました。
朗は「晴れ渡った、澄んだ」という意味があります。
常日頃から晴れやかに笑っていられるように心に余裕を持つこと、そして、たとえ笑っていられない事態が生じたとしても、思考停止に陥らず、口角を上げて(セロトニンの分泌が促進される効果があるとかないとか…)打開策に考えを巡らせるような、タフな精神の持ち主を目指して、今年一年頑張りたいと思います。